アラサー必見!まさかの期限切れ!?大人の予防接種 - 社会人のドタバタ留学手続き
注射をするときは、針をじっと睨みつけて痛みに耐えます。こんにちは、慈雨です。
日本に住んでいれば、世代間の差違こそあれ、多くの方が一通りの予防接種を済ませていると思います。ですが、子供のころ親に受けさせてもらった予防接種。永久に有効というわけではありません。油断してませんか?
予防接種はアラサーにもなると、すでに効力が消えている・落ちているものがちらほら。すべての人が見直しが必要なのですが、よい機会ですから、留学を機に一度見直してみましょう。
※あくまで私がどんな予防接種を受けたか、という記録です。医療の専門家ではないので、記事の内容や予防接種の効果・リスクには責任を負いかねます。予防接種を受けられる場合は、お医者様に相談しご自分の判断で行ってください。
1.イギリス留学のルールは?
まず、予防接種が必須なのかどうか確認してみましょう。2017年4月時点において、イギリス大学院に留学する場合、VISA取得・入国手続きでは、予防接種や予防接種の証明書は特に求められていません。オーストラリアはあるそうです。
では、進学先大学はどう考えているでしょうか。大学のウェブサイトでVaccinationsに関する記載を探してみてください。私が進学する大学は、MMRとMeningitis ACWYのみ予防接種を受けるよう記載がありました。
↓↓↓だいたいこのようなページを各校設けていると思います。
You are advised to have the following vaccinations if you haven't Already had them.
麻疹、おたふくかぜ、風疹は日本でもルーチンワクチンとして浸透しているので、子供のころ受けられた方が多いのではないかと思います。では髄膜炎はどうでしょうか?受けたことがありますか?ないですよね~~~。
実は髄膜炎は、重症化すると死に至ることもある怖い病気である上に、近年イギリスの学生寮で流行することがあるそうです。大学によっては証明書の提出を求める場合もあるようなので、まず学生課に問い合わせて確認をしましょう。
また、米国、ヨーロッパ、特にイギリスなどでは寮生活をする学生間での流行がしばしば発生し、問題になっています。
そのほか、注意を払うように大学のサイトに記載があったのは次の感染症です。これらについては、予防接種を受けるようにとは記載されておらず、どのような症状があるかが解説されています。
- Whooping Cough: 百日咳
- TB (Tuberculosis): 結核
BCGワクチン(結核ワクチン)については、その有効性を疑問視する専門家もおり、要不要の意見が分かれるようです。私が子供だった1990年代は全員問答無用で受けていたように思いますが。
調べてもいまいち正確な情報が得られなかったので、詳細は控えます。ですが、子供はともかく、大人だと受けないという選択をする方もいるようです。厚生労働省はBCGワクチンは有効、という見解のようですね。
生後1歳までのBCGワクチン接種により、小児の結核の発症を52~74%程度、重篤な髄膜炎や全身性の結核に関しては64~78%程度罹患リスクを減らすことができると報告されています。
2.基本はルーチンのワクチン。子供時代の有効期限に注意。
私はかかりつけ医と、トラベルクリニックと相談し、確認が必要なワクチンは次のとおりであると結論付けました。
- 麻疹、おたふくかぜ、風疹、(水痘) ←大学指定
- 髄膜炎 ←大学指定
- 破傷風、ジフテリア、百日咳 ←大学注意喚起
- 結核 ←大学注意喚起
- A型肝炎 ←かかりつけ医推薦
- B型肝炎 ←かかりつけ医推薦
- 黄熱病 ←一部の国に渡航する際にイエローカードが必要(イギリスは不要)
下線を引いたものはルーチンワクチンです。よって0歳から4歳ぐらいの間に予防接種を受けたことがありました。しかし!なんとこれらのワクチンの中には持続期間が10~20年程度と言われているものもあるのです!アラサーはひとたまりもありません!
そろそろ更新のしどきということで、私は水痘以外は全部やり直しました。健康には変えられませんから、面倒がらずに母子手帳を引っ張り出して確認しましょう。できればこの機会にエクセルにでも接種履歴をまとめておきましょう。
また、かかりつけ医にあらかじめ相談したところ、肝炎は受けたほうが良いということで、これらを追加することにしました。私の場合、数年前にインドに行ったときにA型肝炎は済ませているので、今回はB型肝炎に挑戦。
ただ、これらのワクチンも結構高いですし、その割に有効期間短かったりするので、必ずしも受けるのが賢いとは限りません。よくよく検討しましょう。
3.トラベルクリニックに行ってみよう!
大体の目算がついて、自分の接種履歴をまとめたら、資料をもってトラベルクリニックに行ってみましょう。トラベルクリニックを勧めるのは、次のようなメリットがあるからです。
- ワクチンがそろっており取り寄せの時間が発生しにくい
- 同時接種になれており一回に3本くらい打ってくれる
- 社会人が来院しやすい場所や時間にある
来院の際は予約が必要な場合が多いです。あらかじめ電話してみましょう。私が利用したのは品川の病院です。きれいだし、オペレーションもスムーズです。先生も優しい。ただし、B型肝炎の予防接種に対する考えが先生によって違ったため、ちょっと混乱しました。
病院に行くときは次の書類を持っていくとスムーズです。
- 母子手帳
- 予防接種のリストと接種履歴をまとめたもの
- 大学のVaccinationsのページのコピー
- スケジュール帳
4.バランスの中で接種品目を決める。
さてさて、大体予防接種のことが分かったところで、お金とスケジュールとリスクの話を検討しましょう。まずお金。私が今回かかった予防接種費用は以下の通りです。
- 麻疹、おたふくかぜ、風疹、(水痘)--- 2万円弱
- 髄膜炎 --- 2.5万円程度
- 破傷風、ジフテリア、百日咳 --- 1万円弱
- 結核 --- 受けませんでした
- A型肝炎 --- 過去に接種済み
- B型肝炎 --- 2万円弱
- 黄熱病 --- 過去に接種済み
ポイント1:費用
いや~~~~~。高かったですね。予想以上に。そして保険がきかないし、保険がきかないものは会社の福利厚生カフェテリアも使えなかったりして。完全自腹ですよ。しっかり留学予算の中に入れておかないと泣きを見ます。
ポイント2:効果
今更ですが、B型肝炎はそんなに必要だったのかなあと思います。だって5年ぐらいしか持たないらしいんですもん。ちょっと悔しい。よく考えればよかった。しかも、定着率が結構低いものらしく、3回摂取しても抗体がつかないことがしばしばあるとか。3回も受けてそれって、きついよ…。
一方結核は、お医者さんの信念に押されて、接種しないことになりました。大人にはあんまり意味がないというのがお医者さんの説明です。そうなんですかね~。
そのほか、主にルーチンのものですが、これは受けてよかったと思います。ルーチンに入る病気は、なるべくしてルーチンになっているはずです。それだけ、政府もWHOも警戒している病気なわけですから、効力が切れている以上は更新すべきかと。それにこれらはそれなりの持続年数があるので、そんなに損した感じはないですね。
ポイント3:スケジュール
これだけ打てるとなると、いっぺんに全部は接種できませんから、少なくとも2回は通院することになると思います。私は一回目3本、二回目2本で打ちました。インフルエンザの予防接種でも十分疲れるのに、3本は結構きつかったです。これが限界かな。
また、どのワクチンが原因かは謎ですが、二回とも接種後ものすごくだるくなったので、あまり大事な予定がある所に予防接種は入れないほうがよさそうです。特にIETLSの前に予防接種をするのは最悪です。
さらに、B型肝炎のワクチンは、1回目→一か月後に2回目→半年後に3回目、と打つ必要があるので、早めに接種を始める必要があります。これはA型肝炎も同じです。
ポイント4:リスク
個人的には、予防接種には当然リスクがあるものと思っています。いままで予防接種で具合が悪くなったことがない私でもです。何年か前に子宮がんの予防接種が問題になったりしましたよね。私はその信憑性などは全く分かりませんが、何かあるかもしれない、という考え方をすることが大事だと思います。
ルーチンワクチンについては、子供のころに受けたことがあり、その結果何も起きていませんから、おそらく問題なかろうということで安い海外産のワクチンにしました。一方で、今回初めて受ける髄膜炎とB型肝炎は国産を選びました。
国産が必ず信頼性が高いということではないかもしれません。モノによっては海外産のほうが多くの使用実績を持っている場合もあるでしょう。でも国産の場合、何かあったら「独立行政法人医薬品医療機器総合機構法」による救済を受けることができるそうです。
国産を信奉するわけではありませんが、このような理由により、自分が不安に感じるワクチンについては、国産という選択もありだと思います。
ではでは、予防接種頑張ってくださいね~
留学エージェント使う?使わない? - 社会人のドタバタ留学手続き
1.英語できないから使うは悪手
2.大学院が選べないから使うのは判断ミスの元
大学院生といったらもう専門家ですよね。受ける大学ぐらい自分でリサーチしましょう。そうでないなら、留学しても勉強が危ういのでは、と心配してしまいます。
3.留学エージェントを使うメリット
また、ただ単に、作業を一人でやるより二人でやる方が間違いも見つけやすいですよね。また、忘れてる作業があればアラームを出してくれたりも。ミスや忘れを防げれば、それで発生する無駄な作業が減らせますので、時間の節約になります。
4.留学エージェントを使うデメリット
とくに学生の場合は、どうしても社会人であるカウンセラーに丸め込まれがちなので、本当に気をつけてください。社会人で、交渉ごとに慣れている大人は、営業トークをスルーして、時短のために上手く利用しましょう。
5.留学エージェントがやらないこと(注意点)
6.留学エージェントの比較
- アットホーム
- 渋谷駅徒歩10分
- 激しい営業はなし
- デポジット1万円
- 単価の安い英語コースあり
- GPAの再計算なし
- 無料面談の人がそのまま担当
7.大事なのは自分の目で見極めること
英語嫌いのIELTS勉強法 - 英単語がめんどくさい人のための英単語リサイクル法!
なんだかエコな法律みたいなタイトルの記事ですね。
でも中身は英単語の勉強法です、ご注意ください。
さてさて、前回まではざっとIELTSのLRWSそれぞれの勉強法を見てきました。
あえてこの中で言及しなかったことがあります。それが英単語の暗記と、語彙増強の方法についてです。これについては、それぞれの技能別では語れないボリュームがある様でしたので、分割しました。
- 1.暗記が苦手?単語リサイクルで省エネ!
- 2.Listeningで覚えた単語は強い!Speakingで使ってみる。
- 3.reading教材から丸ごと文章をパクってしまうという方法。
- 4.これだけはおさえたい、重要単語の覚え方
- 5.最後に
1.暗記が苦手?単語リサイクルで省エネ!
単語の暗記は得意ですか?私は苦手です。子供のころから暗記と名の付くものはみんな苦手。理屈がないと頭に入ってこないタイプでした。長らくそんな自分はだめな奴だと思っていたんですが、案外暗記苦手な人多いですね?
なので、暗記が苦手な人に向けた、英単語勉強法について書いていきたいと思います。よって、なるべく楽する方向に走っています。私はストイックに何千語もおぼえるんだ!という方、大変申し訳ございません…。
IELTSのListeningとReadingに出てきた言葉は、IELTSの世界にぴったりな単語です。あまりに簡単なアイディアなので、すでにされている方もいると思いますが、これらインプット系の強化で出会った単語は、ぜひSpeakingとWritingで使いまわしてください。
ロジカルに、アカデミックっぽく、客観的っぽく話す・書くにはこれが近道です。そういう意味ではListeningとReadingのテキストには例文があふれているわけですから、一冊教科書を買ったら、最初から最後までアウトプット系の強化に使用できるわけです。
よって、過去問集や問題集を買うことを強くお勧めします。無駄なパートはひとつもありませんから。
こんな感じです。
たくさん単語覚えるのなんて私は無理です…。だから、ListeningとReadingで必要そうな単語だけ覚えて=過去問や問題集で出てきた問題だけ覚えて→それをそのままSpeakigとWritingに使いまわしました。
単語帳は自作が一番だと思う。テストやテキストで出てきたものから覚えるのがてっとりばやい。つかわない単語なんかやってる時間はない〜
— じう (@natsunojiu) 2017年5月23日
世の中の単語、すべて覚えるわけにはいかないですから、偏りなんか気にせず、出てきたものから覚えるのが良いと思います。日本語だって、難読漢字とか覚えても別に国語のテストできるようにならないじゃないですか。いや、すごいとは思うけど、その単語使わなくてもいいし…みたいな。
よく、「上級単語」とか言いますけど、何基準で上級なんでしょうか。レアだってことですか?だれにとって?それより、「便利単語」を探して覚えたほうが使えます。その便利単語に、せっかくだから面白い言葉入れようって言うならわかりますけど。
上級単語に恨みがあるかのごとくですね。うらみはありません。でもとりあえず単語書いてるだけなのに単語帳高いし。どこまでやってもきりがなくて、どんどんお金と時間を取られるので、勝手に腹を立てています。
ほんっとに、それ以外の単語をやっていません。単語帳も買ってません。あるのは、分からなかった単語を書きつけるメモ帳だけです。以前ツイートでご紹介したことがありますが、例えばこのような。
私は和訳ではなく、イメージのイラストを描いてたよ。
— じう (@natsunojiu) 2017年5月25日
絵は下手なら下手なほどインパクトで覚えられる笑
あと、ワンピースにハマってた。 pic.twitter.com/IrjEGqGlf9
どこにでも持っていける自作手帳は役に立ちます。あと、ページが増えていくことで、視覚的に成果が見えて励みになります。さらに、絵を描くっていうのもポイントです。英単語覚えるときに、Googleの画像検索で、単語のイメージを覚えるといいって言いますよね。
それの保存版って感じですね。絵が苦手な人は、拾った写真貼ってってもいいともいますが、ちょっと手間なので、へたくそでも絵がおすすめです。むしろ、下手なほうが、インパクトで覚えられたりします。でも人に見られないようにね。笑
セ-Y3 - 商品情報詳細 - 商品検索(商品データベースから探す) - 商品情報 - コクヨ ステーショナリー
ちなみにワンピースを題材にした単語帳があったら高くても買います。なぜか?絶対楽しいから。
2.Listeningで覚えた単語は強い!Speakingで使ってみる。
リスニング勉強法では、のべつまくなしShadowingをすることをお勧めしました。実はこの勉強が単語習得に一役買ってくれました。
流石に何十回もListeningやっていると、話の内容を覚えちゃうんですよね。それでもまだやり続けると、フレーズを「耳が記憶」します。親の小言とか、繰り返し聞かされすぎて、音として記憶してたらしませんか?そんな感じ。
最初はもちろん、聞き取りやすいところだけなんですが、繰り返すうちに少しずつ聞き取れるようになる部分が出てきます。そして聞こえるようになった順に記憶して行くことができます。
こういう単語は、Speakingではとても強いです。あとで覚えているから、発音を間違うことはありません。TED出演者になりきって堂々と使いましょう!笑
このもう一つ方法のいいところは、単語を単体で覚えるわけではなく、その場面と前後のフレーズ込みで覚えられることです。
私は、難しい言葉おぼえても、使い所にイマイチ自信が持てず使えずじまい、ということが多かったのですが。Lusteningで覚えた言葉は使えることに気づいてから、どんどんListeningの教材を増やしていきました。
3.reading教材から丸ごと文章をパクってしまうという方法。
全く同じことが、Writingにも言えます。Readingを繰り返し繰り返しやると、どうしてもその文章を覚えてしまいます。これもまた、単語単体ではなく、前後の文脈と、構文ごと覚えられます。テキストに出てきた文章なら、文法の間違いも(恐らく)ないし。
Listeningと異なるのは、耳が覚える、というような体得はしにくいことです。(私の場合はね。) なので、もう少し積極的に使える構文を探して覚える必要があります。Readingは、まず精読から始めるわけですが、その時にしっかり文章の構造を理解します。ここを飛ばすと使い方をミスって Writingで減点されますので。
そして、精読の時点から使えそうな構文には目をつけておきます。目をつけた例文は、多読の際にとくに文章の構造を意識しながら読みます。これを繰り返すと、どうしてもその構文を使って見たくなります。
そこで、Writingの練習の際に使って見ます。採点するとき、文章の使い方を間違っていないかチェックすることを忘れずに。
ポイント
私がListningとReadingのインプット系で、反復練習を勧めるのは、それ自体が有効だから、というのもありますで。でも同時に、SpeakingとWritingというアウトプット科目での文章力がつくということもメリットだと考えております。
4.これだけはおさえたい、重要単語の覚え方
さて、ここまでいかに楽するかの話ばかりしてきましたが、やはりどうしても暗記してしまった方がいい単語もあります。ListeningをやるにしてもReadingをやるにしても、一部の重要単語を頭に入れてないと非常に不便すぎて躓いちゃうので。
ただし、大学受験なので相当英単語を暗記した方は今更やる必要はないかもしれません。(私は受験のときサボったので痛い目にあいましたが…)私のように英語の勉強をサボってきた方、やったけど忘れちゃったよ〜という方にオススメの勉強法です。
まず、重要単語を用途別に書き出します。ここでいう重要単語とは、いわゆるlinking wordというものです。文章の文頭について前後の接続をするもの、例を述べる時に使うもの、引用に使うものなど。これらがわからないと、話を聞いても読んでも、文脈がわからず迷子になること必至です。
でも恐れることはありません、6.5に必要なワード数はそこまで多くありません。A42枚にびっちり単語を書き出して、あとはひたすら転写します。
↓↓↓転写シート
この二枚を一巡するのに20分ぐらい。ウォーミングアップにぴったりですね。毎日のルーチンにしてしまいましょう。
5.最後に
これでIELTS勉強法は一通りおしまいです。これらの勉強法は、全て、いかに勉強をルーチン化するか、というところに重きを置いています。
仕事が終わった後に、忙しい一日の隙間時間に、ややこしい勉強をするのは辛すぎます。可能な限り単純作業化して、家事をするように、スキンケアをするようにこなすのがいいです。
かけた時間は裏切りません。
あくまで、やっと6.5をとった人の勉強法ではありますが、少しでもお役に立てれば幸いです。引き続き英語とは奮闘していく予定ですので、また少しずつ更新していこうと思います!
ではでは。
英語嫌いのIELTS勉強法 - 英単語暗記用 転写シート
英語暗記用の転写シートです。ご自由にお持ちください。(品質(スペルとか)は保証できかねますので、自己責任で…むしろ間違ってたら指摘して下さい笑)
英語嫌いのIELTS勉強法 - Speaking and Listening
Speakingは筋力って会社の先輩が言っていました。ほんとに、この1年半仕事で英語を使わな過ぎてやばいです。
前回の続きで、SpeakingとListeningの対策方法をまとめていきたいと思います。また、受け売りが入っていますが大目に見てください…。
- 1.Speakingは筋力!さぼれば消える、腹筋のように(試験まで三か月以上ある方)
- 2.頭使って無理やり話す!(試験まで三か月を切っている方)
- 3.習慣づけるShadowing、そして踏ん張りのDictation。
※WritingとReadingは前回記事をご参照ください。
1.Speakingは筋力!さぼれば消える、腹筋のように(試験まで三か月以上ある方)
前回の記事でも書きましたが、私はもともとは仕事でSpeaking力をつけたクチです。入社してすぐ海外担当になって、ヨーロッパの子会社に電話しなきゃで半泣きでした。でも、ローカル職員が私のグダグダEnglishに辛抱強く付き合ってくれたんです。私を通さなきゃ、本社を動かせなかったからね(笑)
結果、必要とあらば英語で喧嘩ができるまでに成長しました。そして、しゃべれるとなると、しゃべれない日本人の同僚が頼ってきたりして、かわりに電話したりメールするようになり、ますます話す機会が増えましたね。
こんなこと言っては元も子もないんですが、「流暢さ」をつけようと思ったら、もうひたすらしゃべることです。確かに、喋ってるだけでは難しい言葉も覚えないし、へたしたら文法だってむちゃくちゃになります。でも、ノンストップで、思いついたことを手持ちの語彙で次々話す瞬発力は、絶対つきます。まだ試験まで時間がある場合は、ぜひ英語で熱心に会話をしてみるべきです。
実はこの方法、「熱心に」というところがカギです。当たり障りない会話って、日本語でもなかなか続かないじゃないですか。そんなゆるい会話も時にはいいですが、語学スキルを高めるのには不向きです。だから、できるだけ、好きなことや自分にとって利害があることを話すのがいいです。
- 趣味の話をする相手を見つける(音楽でも、映画の感想でも、好きな漫画の話でも、自分が語りたくなる内容)
- 英語で仕事をする(ボランティアやインターンでも、真剣にやる人が集まる所ならOKです)
- 恋バナをする相手を見つける(どこの国の人も結構恋バナ好きですから、外国の人の考えを聞くのは楽しいよ)
※英語を話す恋人をつくるってのもありますが、そのために付き合う人を選ぶわけにもいかないので、とりあえずこれは保留で(笑)
私の場合は、英語で仕事しながら、仲良くなった若い同僚とは恋バナしたり、趣味の話したりしてましたね。おかげさまで、IELTS仲間に「あなたはとってもTalkableだね」言っていただけるぐらいになりました。
ガツガツ会話できるなら、チェーンの英会話でも、英会話カフェなどでもありだと思います。そして、相手は別にネイティブじゃなくてもよいのです。目的は正しい英語をしゃべることではなく、英語をしゃべる瞬発力をつけ、伝える経験を積むことにあるからです。むしろ非ネイティブのほうが、変な英語をくみ取ってくれないですから、よいかもしれません。
では私は、仕事のおかげで目標スコアが取れたのでしょうか?
2.頭使って無理やり話す!(試験まで三か月を切っている方)
実は、私も流暢さの壁に苦しんだ一人です。私は、もとは英語を使って働いていましたが、人事異動でスーパードメスティックな部署に移ってしまいました。そのせいで、日常的に英語を使うことはなくなりました。
IELTS受け始めはまだ過去の貯金で乗り切れましたが、半年後にはすっかり話せなくなりました。筋力は裏切らないっていうけど、ちょっと目を話したら去っていく、とんだかまってちゃんなのです…。
それで、一生懸命頭で考えてしゃべるんですが、考えれば考えるほど会話に沈黙が入ってしまいました。そもそも話すって行為は、頭で考えてすることじゃないと思うんですよね。頑張ってる状態では流暢さは発揮されませんでした。
流暢に話すことって結構ハードル高いことだなあ、と思います。誰もが英語を使って仕事をするわけじゃないし、一章で説明したような努力も、成果が出るかどうかは気の合う仲間に出会えるか次第。流暢さは恵まれた環境にある人だけが手に入れられるもの。
でもね、だからってSpeakingをあきらめることができるでしょうか。私はある日、会社の海外営業の先輩に「Speakingは筋力だからな~」って言われて、吹っ切れました。喋れなくなったのは、私がだめだからじゃない。筋トレをしなければ筋肉は落ちる。水をやらなければ草は枯れる。喋らなければしゃべれなくなる。それだけのこと。
だったら、しゃべれないなりにSpeaking力を高める方法を考えようと思いました。
Speakingの採点基準は複数ありますが、当然「流暢さ」が含まれています。一方で、「語彙や文法の表現力」も評価されるのですよね。私は、頭使って磨けるのはこっちじゃないかと、目を付けたわけです。
はじめてのIELTSの時、ちょっと変わった表現をするたびに、面接官の頭の中でチャリーーーーーン!と言って、コインがたまってくのが見える気がしたからです。お賽銭か。ひたすら、珍しい言葉突っ込めばいいんだろ?っていう発想です。
私が利用したのはUdemyというサイトです。Udemyは、オンラインで様々な口座を売り買いできるポータルサイト。それぞれの講座をお金で購入すると、Videoを再生できるようになります。結構便利です。
私は、Speaking 7.0以上を目指す講座を取りました。頻繁に安売りしているので1200円とかで変えることもあります。
※この方のブログを見て知りました。ぜひ参考にしてみてください。
確実に7.0獲得!IELTSスピーキングはこう攻める|留学・海外留学はEF
目標スコア6.5に対して、7.0-9.0の講座をとったのは、流暢さが全然だめだという自覚があったからです。流暢さがあれば、点数稼ぎの表現が少なくても高めの点数がつくと思います。
でも、私はベースが微妙なわけですから、コイン投げまくって、めっちゃアピールしなきゃなんですよね。あるいは5円玉じゃなくて500円玉入れるとか。できるだけ、上級な表現を入れたかったんです。難しいって言っても、使い方覚えちゃえばこっちのもんですからね。
この講座は、便利な表現をこれでもか!というくらい盛り込んでくれているので、とても役に立ちました。出てきた表現を、単語と一緒にどんどん暗記して、どんな時に使えるかシミュレーションをして面接に備え、どや顔で使いました。
特に、点数を稼ぎやすいのは、次の二つです。
- 気持ちに関する言葉
- 抽象的な言葉
例えば、うれしい気持ちは、どんな時でも「glad」じゃなくて「over the moon」って言うとか。すんごい気持ちを込めて言えば、「それはgladレベルでは」なんて突っ込みは入りません。「ああ、なんか謎だけどこいつはめっちゃうれしかったんだな、感覚の違いかな」と思ってくれると思います。他人の気持ちは、間違っているとか言いずらいですから、便利です。
抽象的な言葉っていうのは、使いまわしがしやすいふわっとした言葉です。例えば、「mobility」という言葉、可動性とか流動性って意味ですよね。一見使いにくそうなんですが、この言葉、すごく汎用性が高いです。Social mobilityといえば階層の流動性の話ですから、最近日本ではsocial mobilityが失われつつあって暮らしにくい、とか言ってもいいですし、フミキリが多くて道路でのtraffic mobilityが阻害されている、なんていえば自分のhome townの説明にもなりますよね。なんかモノや人が動いてるイメージを言いたいときはいつでも使えるんですよね、便利です。
でね、こういったことはとりあえず口から出まかせでいいと思います。だって、本当にSocial mobilityが失われてるかどうかなんてわかりますか?統計とか読み解かないとわからないし、それってすごい難しいですよね。だからこそ、多少適当なこと言っても、相手も間違ってるなんて言えないわけです。
要するに、「間違っている」と言われにくい、汎用性のある単語を覚えるのが良いですよ、ということです。そして、その内容はちょっとぐらい間違っていてもいい。なぜならこれは英語の試験であって、知識の試験ではないからです。
語彙で攻める勉強は、一か月くらいで即効性がありました。Task2が終わった時点で、Examinerが8.0とメモしたのを目撃しました。ただ、ちょっとTask3で予想外のことが起きて崩れたので、そのあとぎりぎりの6.0まで落ちましたが(笑)
単語と表現の暗記については、改めてまとめたいと思います。
3.習慣づけるShadowing、そして踏ん張りのDictation。
最後にListeningです。Listeningの勉強法としては、ShadowingとDictationがポピュラーですね。その割に、みんなめんどくさがってやらないんですよね。私もやってみてわかりましたが、すごく効くけど、すごく疲れます。私もそれが嫌で、ずっと逃げてきたんです。
でも、次のように使い分けてやれば、しんどいのは最初だけで、どんどん効果が上がると思います。
- ステップ1:パッセージの大意をつかめるようになる→Shadowing
- ステップ2:間違え安いところを集中して聞き取れるようになる→Dictation
Shadowingを一定期間続けていると、驚くほど聞こえるようになります。もう、魔法じゃないかっていうぐらい。最初は口が疲れるし、耳も疲れるし、ぶつぶつつぶやくと怪しまれるし、ほんと心が折れるんですが、不思議なことに一週間ぐらいしたあたりから、どんどん楽になります。(心にも毛が生えて、マスクすれば歩きながらShadowingできるようになります。)
やり方は次のブログの方法が参考になります。さっさと伸ばしたい人は、このブログくらい高負荷でいいと思います。私は、仕事がしんどかったりしたので、家事をするときと通勤で歩くときは絶対Shadowingと決めていました。
(あ、実際の交通規制に従って運用してください。自動車にはお気をつけて。)
xn--lckzb3a925zuze3vtforoyd.xyz
飽きそうだったら、IELTSの教材じゃなくて、You TubeでTED Talkの動画とか探してやるといいです。イギリス留学なら、イギリスの有名校の名前+TEDで検索すると、イギリス英語の動画が出てくる可能性が若干高まるのではないかと思います。若干ですが。でも、とりあえず、アメリカ英語でもイギリス英語でも効果は出ますので、聞きやすいものから入ってみてください。
最初は聞き取れなくても大丈夫です。無になってShadowingしていると、段々意味が頭に入ってきますので。これをすることで、「ああもう何言ってるかわからない!」みたいな状態からは解放されます。
↓↓↓お勧めの動画一覧を貼っておきますね!
Shadowingだけでもかなり聞き取れるようになりますが、さらに成果を点数につなげようと思ったら今度はDictationがおすすめです。まずはShadowingをして→なれたらDictationという流れですね。
私も最初はShadowingだけで行く気満々だったんですが、過去問なんかを解いてみると、文章の大意はとれているのに、ひっかけ問題にことごとく引っかかることに気づいたんですね。IELTSって本当によくできていて、びみょーーーーーーに聞き取りにくい部分を問題にしてくるんですよ。泣けます。
なので、この、びみょーーーーーーに聞き取りにくい文章が来たときに、はっと気づいて→すばやく集中し→正しく理解すること、が点数を上げるためには重要です。せっかく聞き取れているのに、点数にならなかったら悔しいので、Dictationであと一押ししましょう。
Dictationをすると、難しいところで絶対躓くので、どこが設問の対象になるか、勘が働くようになります。さらに、聞き取ろうとすることでListening力も上がるので一石二鳥です。
流れとしては、
- Dictationを行う
- スクリプトと照らし合わせて赤を入れる
- 問題の答えが入っている文章をハイライトする
- ハイライトしたところで聞き取り間違っていないかチェックする
- 間違っていたらそこだけ何回も聞く。
なので、これをやるときはTED Talkなどより、過去問や問題集を使うほうが良いですね。かなり実践的な技術を身に着けられると思いますので、ちょっとお金かけても教材を買ってやってみるといいと思います。
ShadowingもDictationも最初はしんどいですが、だんだん慣れます。慣れてしまえば生活の一部になりますので、一定期間決めて勢いでやってしまうのが良いです。
作業になってしまえば、結構こなすのは気持ち良かったりしますので、だまされたと思ってやってみてください!
さてさて、ここまで、勉強法を細かに解説してきましたが、これだけ絞ってやっていてもかなり時間が必要となります。でもこれらを時間かけてやれば確実に点数が伸びることは実証済みです。打倒IELTS、頑張りましょう!!!
▶︎単語勉強法についてはこちらの記事をご参照ください!
英語嫌いのIELTS勉強法 - Listening用のTED Talk
英語嫌いのIELTS勉強法 - Writing転写シート
Writingはテンプレを作って、何回も転写することで暗記してしまいましょう!Writingは暗記科目!!