慈雨のイギリス留学日記

慈雨のイギリス留学日記

開発屋になりたい

恋愛市場 婚活市場ができるまで - Marriage in Changing Japanese Society

Poster Presentationの練習で、趣味など好きなものについて発表しろと言われ、なぜか婚活について語りました。え?婚活って趣味だったんだっけ?

 

確かに、渡英前は婚活を研究することを留学準備の気晴らしにしていました。何か発表しろって言われた時、ある程度すでに調べてあることがいいかなと思って。だからって、婚活が趣味だと思われたらなんかやだな。自己目的化して、絶対成功しなそうですもんね。笑

でも、ウケたんで良いことにしましょう。もう、Marrige HuntingとかLove Marketとか言った時点で、日本人は苦笑、外国人は大笑いです。まあまあ、ユニークな発表ができたと思います。日本のユニークさって、さりげないところにいっぱいあるんですよね〜笑

 

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1.プレゼントされる「嫁」

「婚活」の話をする前に、少し前の世代の結婚を振り返ってみましょう。私の祖母の世代は、戦争世代です。第二次世界大戦の最中で青春を過ごし、戦後結婚をした人たち。その頃はまだまだお見合いでの結婚が一般的であったと聞きます。

お見合い自体は今でもありますが、現代と決定的に違うのは、お見合いは親や親世代の親戚がアレンジし、子供に与えるものであったということ。父系社会がまだ残っている世代ですから、特に女性は親が決めた結婚を断ることは難しかったのではないかと推察します。

祖母は東北の田舎の、商売をやっている裕福な家の出でした。同業の家との間では、女の子供を「嫁」として交換し、関係を強化するという風習があったそうです。つまり、A家の娘はB家に嫁ぎ、B家の娘はA家に嫁ぐ、ということです。

これは一般的な話ですが「嫁」というのは、家にとって働き手であり、後継を生んでくれる重要な存在であったそうです。でも、重要な、と言いながら本人の発言権は相当低かったですから、前の話と考え合わせると、ほぼ「プレゼント」や「商品」として扱われていたのではないかと、個人的には思っています。

戦後、日本はアメリカの傘下に入り、高度経済成長を迎えます。このころから都市部より徐々に核家族化が進み始め、「男は会社、女は家」という図式が出来上がっていたように思います。(それまでは貧しかったのもあり、女性も外に出て働いたり、畑に出て働いたりしていたと聞きます)

年上の人たちを見ると、やはり家(大きな家でも、核家族でも)の代表は父であり、母は家にある、とても不快な言い方をすれば、家の中に所有されているものという印象さえ抱きます。それは、背景に戦前からの父系社会の文化があり、これに高度経済成長期の核家族モデルが融合した結果のように思われます。

 

2.男女雇用機会均等法という転換点

さて、時代が下って1985年。雇用機会均等法ができました。これをきっかけに、徐々にではありますが、女性の社会進出が進みます。これによってどのような変化が家に起きたのでしょうか?

私の母世代は、まだまだ専業主婦が多かった時代です。それは家計が比較的裕福であったことの証でもありますが、やはり、前の時代の価値観も影響しているはずだと思います。その中でも、短大を出た女性は、一度は会社や役所に勤め、社会経験をするようになってきました。

そうすることで、家庭の中でも女性の発言権は強くなったのではないかと思います。家から家へ直接映った女性よりは、一度社会に出た女性の方が経験も知見も多いですから、配偶者と口論になっても言い返しやすいですしね。(例えば、子供の教育をとっても、女性が自分で指導できる範疇がとても増え、存在感はましたのではないかと思います。それが、過剰な負担にもなったかもしれませんが。)また、社会経験があることで、比較的再就職しやすくなる(キャリア的にも、本人の心理的にも)でしょうから、そのぶん女性がパワーを持ちやすくなったのではないかと思います。

私の両親なんかは、もう断然母の方が発言権は強いですからね。あまりに父が弱すぎて、それも良し悪しですが。笑

 

3.恋愛市場のマスコンペティション、結局変わらない社会

では私たちの世代はどうでしょうか?まだまだ男女平等と言い難い点は多々ありますが(総合職・一般職の区別、正社員・派遣の区別)、女性が仕事を持つことはますますメジャーになってきました。少なくとも大卒の女性は「就活」は経験する時代のように見受けられます。女性の方が収入の多いカップルも珍しくありません。男性が全員高収入というわけでもありませんから。

女性が必ずしも家入る必要がない時代?ではやっと女性は「プレゼント」「商品」扱いから逃れることができたのでしょうか。

私は必ずしもそうではないと思います。女性の社会進出が進んだことによって、変わったのは女性側というよりむしろ男性側という気がします。つまり、女性も選ぶ立場になったため、男性も「商品化」したということです。一方で、女性たちもまだ「商品」である…。商品が商品を選ぶ、謎のマスコンペティション状態。

婚活関係のワードにも如実にそれが現れていますよね。「スペック」という言葉を違和感なく使っている人が多いですが、明らかに人間を商品と見ていて、少し距離を置いてみるとかなり奇妙です。労働市場でさえ、昔は「人間のスペック」なんて言わなかったのでは?

もちろん、そういう発想は今に始まったことでもないし、もしかしたら日本に特有なものでもないのかもしれません。でも、少なくとも「離婚するとバツ=傷がつく」という発想には、クラスメートたちはドン引きを通り越して、爆笑でした。

 

4.私たちの未来はどこに?

 「逃げるは恥だが役に立つ」という漫画・ドラマがありましたね。ドラマでは新垣結衣さんと星野源さんが主役をされたのもあり、元のストーリーの力ももちろんあり、とても話題になりました。同時期に連載・放映されていた「東京タラレバ娘」に怯えていた私も、「逃げ恥」ファンの一人です。

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今回、このテーマでプレゼンをして見て、私にとっての「逃げ恥」の意味が少し見えてきました。ヒラマサさんと、みくりさん。この二人は非常にビジネスライクな形で(偽装)結婚を始めました。にもかかわらず、一般の恋愛結婚(多くは法律婚)をしている人たちより、ずっとお互いを尊重しているように見えたのです。

雇用主と従業員といえば、ますますお互いを商品として見ていそうなものです。でも、本当にそうでしょうか。労働力というのは本当に商品なのでしょうか?もしかして、本当に上手く言っている雇用関係、労働市場では、労働力は商品ではなく、人間でありパートナーであるのではないでしょうか。ヒラマサさんが従業員を気遣い、みくりさんが雇用主を励ますように。そして二人がお互いに、リスペクトし合っているように。

恋愛・結婚というプライベートな世界まで商品社会化している現代において、「逃げ恥」が提示した、ビジネスに置ける、人間同士のパートナーシップ。人間同士が取引をする時、商品の取引とは何かが違うよね、という素直な感覚に沿ったものだと思います。皮肉なようですが、この感覚がもっと広まって、そして恋愛・結婚の世界にも逆輸入されれば、もっとみんなが生きやすくなるのではないでしょうか。

 

私はOLをやめて日本を離れたことで、婚活を中止してしまいましたが、まだまだ何が正解かわかりません。

人間が商品であるという発想からついに逃れることができるのか。私たち次第ですね。

鬱と不安は違うんだそうです - Depression and Anxiety

計画していた記事は全く書けず、思いつきの記事だけ増えていきます。なんなんでしょうね。

 

Note takingの訓練として、鬱と不安についてのレクチャーを受けました。内容がとても面白く、会社時代のことを思い出させるものがあったので、ご紹介したいと思います。

 

 

1.鬱(Depression)ってなんでしょう?

そんな問いかけをされると、本当に困っちゃいますよね。どこからが鬱で、どこからは病気じゃないのかとか。新型鬱は鬱に含まれるのかとか。
でも先生、めっちゃあっさり定義しました。え?そんなの初耳だよ!?

鬱(Depression) >>>>>>> 悲しみ(Sadness)

えっ、えっ?そういうことなの????さらに、

不安(Anxiety) >>>>>>> 心配(Worry)

そういう上位互換的な言葉だったんですか?そして鬱と不安が別のものだなんて、考えたことなかったよ。(ただし、実際は相互に強化しあったりするんでしょうけど)

 

2.では、鬱(Depression)と不安(Anxiety)の違いは?

(Depression)は過去に対する感情であり、不安(Anxiety)は未来に対する感情であるとのこと。さらに鬱(Depression)はパワーが不足してしまう状態であり、不安(Anxiety)は逆に緊張が高まる状態であるとのこと。

よって、症状も微妙に異なります。共通しているのは「集中力の欠如」ぐらいみたいです。鬱だと食欲なくなったりとか、無感情になったりとかする一方、不安だとイライラしたり、筋肉が緊張するんだそうです。

専門知識がないのであれですが、言われてみれば納得かも。むしろなんで私は今まで一緒くたに考えていたのだろうか。

 

3.“私は大丈夫”じゃなかった!

会社で最も辛かった時期(パワハラ、業務過多、監督不行き届きなどなどで…)に、まだ大丈夫、私は大丈夫って言い聞かせながら仕事していました。

周りにはもっとすごい環境でやっている人もいたし、そういう人の中から鬱病になってしまう人がいても、私はそういう症状がなかったし。むしろよく食べ、よく眠り、結構たくましく元気にやっているつもりでした。

でも。もしかして。

私って少しやばかったんじゃないだろうか。不安(Anxiety)的な意味で。よく考えたら、私が想定していた「病気」って鬱病だけだったんですよね。不眠はない、力が湧かないということもない、死にたいと思ったりもしない、だから大丈夫だって。チェックしていたの鬱(Depression)の症状ばかり。

不安が病気だなんて考えたことなかったし。完全に見落としていました。せっかくなんで、あんまり認知されていなそうな不安障害(Anxiety Disorders)について内訳をご紹介します。

1. PTSD (Post Traumatic Stress Disorder) 心的外傷後ストレス障害
2. Panic Disorder パニック障害
3. OCD (Ovsessive Compulsive Disorder) 強迫性障害
4. GAD (General Anxiety Disorder) 全般性不安障害
5. Phobias 恐怖症

1-3は聞いたことあった。でもこれらが不安(Anxiety)として括られるなんて知らなかった。4は聞いたことなかったし、5については、え、これって重要なことなの!?あるあるじゃない!?って感覚でした。

説明を聞いてみて、私はGAD (General Anxiety Disorder) 全般性不安障害に近い状態だったんじゃないかと思いました。結構私、追い詰められてたんだな…。

 

4.ストレスに対する反応は人それぞれだということ

この障害の特徴は、不安が長く(long time)、そして一般化されている(generalized)というところにあるそうなんです。

よく考えると、めっちゃ当てはまるんですよ。私はその期間ずっと、いつも何をやっても不安でした。一挙手一投足、パワハラの先輩に評価される気がして。正直どうでもいいようなミスですごく自分を信じられなくなったり、他人の他意のない一言を深読みしすぎたり、ちょっとメールの回答が遅いだけで忘れられてるって信じ込んだり。特に人の行動と言動に対する深読みがやばかった。私のことを大事にしてくれてる技術系の人たちのことまで、ちょっとでも引っかかりがあると「私のこと軽んじているのでは?」と考えていた。そして、それが鬱(Depression)という形ではなく、怒りという形で表現されていたのですね。怒りになるっていうのは、緊張が過剰になっているとも取れるような気がします。そう考えるとまさに不安(Anxiety)の状態なんですよね。

将来志向なところも不安(Anxiety)らしいです。確かにいつもいつも、このレベルで将来やっていけるのか。もっと自分の粗探しして直していかないと使える人材になれないんじゃないかとか、ずーーーーーーーーーっと、思ってましたね。

私が声を大にしてお伝えしたいのは「鬱じゃなくても、不安障害かもしれんぞ!気をつけろ!」ってことです。鬱とは正反対の症状だから、鬱しかマークしていないと大丈夫って思い込みやすいと思います。気をつけましょう。ストレスに対する反応は一人一人違います。

 

5.安心感の中で生きるということ

でも、その後。機会があって、カウンセリングを受けることができ、今ではこの状態からかなり解放されいていると思います。カウンセラーと一緒に、自分の中にものすごい量の不安が溜まっているのを見つけて、ちゃんとケアしました。半年かかりましたけどね。

同時に、歳をとることについて考えるようになり(歳とったら女は価値がなくなるって考えから離れたくて、いろいろ試行錯誤しました)、そのおかげで、「今」に集中することを覚えたのも助けになりました。将来のことを考えすぎるのも不安の要因になっていたので、それをたまたま断ち切れたのは、ある意味不安の供給元を潰したようなものであったのではないかと。レクチャーしてくれた先生の説明を見る限り、こういうの、今流行りのマインドフルネスの方法なんですって。いえーい、教えられなくてもできたぞー!笑
(いやー、きっかけの一つであった「東京タラレバ娘」には感謝しないといけませんね。あんまり私は内容に納得してませんけどね。)

カウンセリングと試行錯誤を終えた後、ふと「あ、安心感の中で生きるってこういうことか」と思いました。すれ違う人、一人一人にさえ敵意を読み取ろうとしていた私。そりゃイライラもすれば、会社でキレキャラにもなります。ええ。でも、電車で、駅で、カフェで出会う見知らぬ人たちが、好ましいものに思えるようになったので、今はとってもほっこりしていられます。

 

そしたら海外一人旅だって、全然楽しめるようになりました。ベルギー楽しかったな。
(写真はodds and endsさんからお借りしました。http://odds-and-ends.jp
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ではでは。

イギリスでも日本食が食べたい!- ドメスティック留学生の日常

イギリスに来たからって、英語喋ったって胃はいつでも正直です。日本人の胃にはお米を!

 

今日は日本食材がどれくらい手に入るかについてです。諸先輩がたが素晴らしい記事を残している中で、雑なメモを晒すのは恥ずかしいのですが…でも最新情報があれば少しは役に立つかと思いますので、どうぞご活用ください。適宜更新してまいります。

※2017年ブライトンの情報です。

 

 

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1.調味料

醤油(500mL) £3.95(中華スーパー)
味醂風調味料  £2.95(中華スーパー)
お酒(料理酒) £3.25(中華スーパー)
味の素(200g) £1.99(中華スーパー)
インスタント味噌汁  £3.95(中華スーパー)
サラダ油    £1.30(チェーンスーパー)
はちみつ(340g)£3.10(チェーンスーパー)
めんつゆ    £3.20(日本食スーパー)

 

2.主食類

お米(1kg)  £2.95(中華スーパー)

 

3.野菜

玉ねぎx3    £0.90(チェーンスーパー)

 

4.肉魚

ささみ     £2.60(チェーンスーパー)←柔らかくてすごく美味しい

 

5.他

ごはんですよ  £4.99(日本食スーパー)

 

醤油・酒・はちみつ・鶏肉・玉ねぎを一緒に鍋にぶっこんだらすごく美味しく「親子丼の上のやつ」ができました。笑

とりあえず荷物を詰めたら早くも忘れ物を発見 - 社会人のドタバタ留学手続き

フランクフルトからこんにちは!慈雨です!

 

 ※この記事はイギリスに到着後追記しました。

 

前職でお世話になった会社がドイツにあるため、挨拶に来ています。フランクフルトは今週突然涼しくなったため、なんだか避暑に来たみたいです。

さて、ついにイギリス留学が始まったわけですが(まだイギリスについてもおらず、寄り道している状態ですけど)、とりあえずスーツケースに詰め込んで来たものをメモしておこうと思います。

すでに忘れ物も発見しました。笑

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1.書類とお金

まずお金関係です。旅行のため各通貨が余っていたのをごっそり持って来ました。ヨーロッパは行き来しやすいから使う機会もあろうかと思いまして。カードをたくさん持っているのは、何かの関係で使えないことがあったら嫌だからです。

それから、入国手続きの時に要求される可能性がある書類は、手荷物に入れなくてはなりませんので、以下のようなリストを作ってチェックしました。全て印刷したものをクリアファイルに入れて鞄へ。

 

パスポート
保険証券
予防接種手帳
クレジットカード(VISA)
クレジットカード(Master)
デビットカード(VISA)
ポンド、円、ユーロ、ドル
キャッシュカード
入国書類・入学書類 ※写真参照

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2.チケット等

こちらも、念のため全て印刷して、チェックして、ファイリングして持ち出しました。イギリスに向かう途中で二カ国周遊の予定だったので、混乱するかなと思って。書類探して鞄ひっくり返したりすると、危ないですしね。


電車チケット
飛行機Eチケット
ホテルバウチャー

 

3.電子機器

ここで忘れ物発生です!イギリス用の変換プラグを3つ買い込んであったのは、ちゃんと入れたのです。でも、いつも旅行用に使っているユニバーサルプラグの方を忘れました!よく考えたら旅行で他の国に行くので必要だったのです!ガーーーン!

 

iPhone
モバイルパソコン
充電器
変換プラグ ←忘れました!!!!(フランクフルトでEU用を購入)
イヤホン
WALKMAN
WALKMANスピーカー(兼充電器)
ヘアアイロン

 

4.医療・衛生

メガネはデザインの気に入ったものに慎重。お洋服は安いものばかり持って行くので、そのぶんアクセサリを重視しました。コンタクトはOne Dayを90セット購入。毎日使うわけではないので、割高ですがOne Dayでも許容することにしました。

ストレスが溜まって歯ぎしりが出ることを見越して、せっかく医療用のマウスピースを作ったのですが、忘れて来てしまいました。まあ、その程度のストレスだということで…。

 

メガネ
メガネケース
メガネ拭き
コンタクト
アイロン
歯ブラシストック
マウスピース ←忘れました!
体温計 ←忘れました!
頭痛薬
アレルギーの薬
風邪薬
洗濯ネット ←ランドリーが高いのでみんなでまとめて洗う時便利。(混ざらない)
便座カバー(貼るタイプ)※こちらのブログを参考にさせていただきました。

イギリス留学 持ち物編 : もなみえるの英国引きこもり日記(只今ドイツ留学中)

 

 

5.化粧品

日本より乾燥すると思ったので、化粧品はしっかり持ちました。ところが、早くも乾燥に悩まされ出しています。もっとしっとり系のものにすればよかったです。洗濯物が乾くのは嬉しいですが、ヨーロッパ乾燥しすぎです…。

 

ファンデーション
チーク
リップ
アイライナー
アイブロウ
爪切り
化粧水
乳液
美容液
日焼け止め
旅行用ボトルx3

 

6.文房具

ごちゃごちゃになったので、文房具用のバッグインバッグを買いました。向こうに着いたらこのバッグをそのまま机に突っ込んでしまおうと考えています。どうせまた寮を引っ越すし、まとまっている方が便利そうだったので。

 

3色ボールペン
シャーペン
替え芯
ハサミ
封筒・便箋
折り紙
単語用メモ帳
マグネット
プラグ

 

7.服・靴

夏服
秋服
はおりもの ←現地購入
冬服
真冬服 ←後から郵送
コート ←後から郵送

 

 

8.収納 NEW!!

現地について、さあ片付けしようとし他時、できるだけ道具が揃っていた方が気分がいいです。どれも現地で買えるものではありますが…。これは気分の問題。

 

マグネットフック ←マグネットがくっつきませんでした!
S字フック ←忘れました!!!

 

やれやれ。あれもこれも忘れてて、ただの恥さらしですね。冬のコートは後で実家から送ってもらうつもりなので、その時の送ってもらうつもりです。まだ今の所は致命的な忘れ物はありませんが…まだまだドキドキですね。

 

ではでは。

 

子供だった時のこと覚えてますか?産休・育休と時短のこと。

あなたの周りには、産休・育休・時短で働いている人がいますか?

 

すでに会社は辞めましたが、バックデートで職場や仕事のことを振り返っていきたいと思います。

私が勤めていた会社は、それなりに名前の知れたメーカーです。福利厚生は悪くない方だと思います。メーカーは労働組合も強いし、そう言う傾向にありますよね〜。

また、先輩の女性社員達がいままで頑張ってくれたおかげで、産休・育休はほぼ確実に取れるし、その後も時短勤務が可能なので、だいたいの女性社員は子どもを保育園に預けて仕事を続けます。

 

(男性社員はまだまだです。でもだんだん変わって行くでしょう。)

 

 

1.制度とは違う、感情の話

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一方で、制度的な話とは別にして、職場の人が、産休・育休・時短をどう捉えるかって言う問題があるんですよね。

たとえばこんな話があります。

【育休】同僚に「図々しい」と言われました : キャリア・職場 : 発言小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 

子どもがいる人といない人の不公平感みたいなのは、それが正当かは別として、実際に職場で発生するものです。

私の職場にも時短で働いている同僚がいました。私は間も無く仕事を辞める立場だったわけですが、引き継ぎ相手がこの時短の同僚でした。

ある日、最も大事な定例会議の準備をしていた時、お迎えの時間になったのに、同僚は仕事を完了できていませんでした。当然残業もできませんから、自分でリカバリーすることは、その人にとっては不可能なわけです。

となると、その仕事はどうしても今日中にやらなくてはならないですから、私が肩代わりするほかありません。でも、引き継ぎは今月しかできないので、私はその人に自分で作業してみて欲しかったんです。

ここでこの人を返せば、私の作業が増えて残業は確実。しかも引き継ぎのフォローも改めて行わなくてはならない。なぜ私はこの人の作業を肩代わりするのか…?と一瞬考えました。

 

 

2.社会貢献?社会の負担?

 

この場合、残業してフォローする側は、もしかしたら「子どもを持ってる人は会社ではまわりに負担をかける存在だ」と思っているかもしれません。

 

一方で、「子なし税」なんてものを主張する人もいます。子どもを持つことはむしろ少子化社会への貢献である。よってこの貢献を行わない人には課税しますよ、と言うような考え方ですね。

DINKSに対する課税強化!! : 生活・身近な話題 : 発言小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 

まあ、確かにこれだけ少子化少子化言われていて、産めよ増やせよと攻められれば、そういう気持ちになるのも、わからないでもないですよね。人によっては、親だとか友達からだとか、謎にプレッシャーがかかったりしますから、大変ですよね…。

私には子どもがいないので正直勘弁してくれ、と言う気持ちですが。笑

 

3.子供って、親の持ち物なの?

 

どうでしょう。これらの議論、どちらにも違和感がありませんか。

そもそも、子供ってなんなんでしょうか?親が自己実現するための贅沢品ですか?親が義務を果たすための成果物ですか?

 

この二つの考え方に共通して、根っこにあるのは「子供は親の持ち物」という考え方ではないでしょうか?

 

 

4.子供は、年の若い、私たちの仲間である

 

でも、子どもは、人間です。

当たり前のことなのに、いつの間にかこの全体が崩れている議論が多いなあと感じています。

 

私には子どもがいませんが、でも子どもだったことがあります。だから、別に子供あり家庭の味方にも、子供なし家庭の味方にもなるつもりはありません。そもそもそんな二つに分かれて議論するような問題じゃないんです、これは。

「子供」は、昔自分が経験したもの。経験がなく、まだ身体も小さく、ちょっと生きて行くのが不安だったころの自分。その子どもを助けるのは自然なことのような気がします。それは親だけの義務ではないし、そして同時に、その子供は親だけのものでもない。

 

子どもが嫌いだっていいんです。だれにも苦手なものはあります。私だって、中学生の男の子に限ってものすごく苦手です。なんか強そうだから。笑

 

5.子どもの親を通して、社会全体で子どもをそだてる

 

子どもは、まだ若くて弱い、私たちが守るべき後輩です。でも、その守るべき後輩をサポートできるのが、目の前の同僚(子供の両親)だけなのかも知れません。だとしたら、その仕事(お迎え)を最優先してもらうべきです。仕事と一緒です、ほんと。

私がラッキーだったのは、同僚のお子さんに一度会っていたことです。同僚に「あの子のお母さんはあなただけなのだから、お迎えに行ってください」と言えたのは、脳裏に可愛らしい赤ちゃんの顔が思い浮かんだからこそ。

だから、職場環境、人間関係、お子さんの事情が許すなら、一度会わせてもらうのは一つの手だと思います。

 

一方で、あなたが業務を肩代わりしたり、サポートする余裕がないなら、決して無理をする必要はないと思います。それは義務ではありません。それで仕事が回らなくなるなら、それはマネジメントの責任です。上司に訴えましょう。

それがもし改善されないとしたら、それは親たちの問題というよりは、人員計画をしっかりできない会社の責任です。そんなところで従業員が真っ二つに別れるべきではありません。

時短や育休の人がいようがいなかろうが、マネジメント能力の欠如した部署はどこかで問題を起こしますから。

 

そして、そのせいで子供を持つことをためらう人が増えて、少子化が進むとしても。それは、職場、会社、ひいては社会のキャパシティの欠如によるものです。個人の責任では全くありません。

子供を持つ持たないは個人の判断ですが、マクロで見れば、もっと大きなところで決定されているのです。誰か特定の個人を攻撃するような性質の話ではありません。あなたは、あなたにできることをやってあげればいいのです。

その結果、日本がどこへ向かっていくかは共同責任です。みんなで受け入れるしかありません。

 

子どもの頃のこと、覚えていますか?ちょっと思い出してみると色んな発見があるのではないでしょうか。

アラサー必見!まさかの期限切れ!?大人の予防接種 - 社会人のドタバタ留学手続き

注射をするときは、針をじっと睨みつけて痛みに耐えます。こんにちは、慈雨です。

 

日本に住んでいれば、世代間の差違こそあれ、多くの方が一通りの予防接種を済ませていると思います。ですが、子供のころ親に受けさせてもらった予防接種。永久に有効というわけではありません。油断してませんか?

予防接種はアラサーにもなると、すでに効力が消えている・落ちているものがちらほら。すべての人が見直しが必要なのですが、よい機会ですから、留学を機に一度見直してみましょう。

※あくまで私がどんな予防接種を受けたか、という記録です。医療の専門家ではないので、記事の内容や予防接種の効果・リスクには責任を負いかねます。予防接種を受けられる場合は、お医者様に相談しご自分の判断で行ってください。

 

1.イギリス留学のルールは?

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まず、予防接種が必須なのかどうか確認してみましょう。2017年4月時点において、イギリス大学院に留学する場合、VISA取得・入国手続きでは、予防接種や予防接種の証明書は特に求められていません。オーストラリアはあるそうです。

では、進学先大学はどう考えているでしょうか。大学のウェブサイトでVaccinationsに関する記載を探してみてください。私が進学する大学は、MMRとMeningitis ACWYのみ予防接種を受けるよう記載がありました。

 

↓↓↓だいたいこのようなページを各校設けていると思います。

You are advised to have the following vaccinations if you haven't Already had them.

Infectious illness and vaccinations : Staying Well : Health and Wellbeing : Students : University of Sussex

 
  • MMR: 麻疹、おたふくかぜ、風疹の三種混合ワクチン
  • Meningitis ACWY: 髄膜炎ワクチン

麻疹、おたふくかぜ、風疹は日本でもルーチンワクチンとして浸透しているので、子供のころ受けられた方が多いのではないかと思います。では髄膜炎はどうでしょうか?受けたことがありますか?ないですよね~~~。

実は髄膜炎は、重症化すると死に至ることもある怖い病気である上に、近年イギリスの学生寮で流行することがあるそうです。大学によっては証明書の提出を求める場合もあるようなので、まず学生課に問い合わせて確認をしましょう。

また、米国、ヨーロッパ、特にイギリスなどでは寮生活をする学生間での流行がしばしば発生し、問題になっています。

髄膜炎菌髄膜炎ワクチン 品川イーストクリニック 予防接種

そのほか、注意を払うように大学のサイトに記載があったのは次の感染症です。これらについては、予防接種を受けるようにとは記載されておらず、どのような症状があるかが解説されています。

  • Whooping Cough: 百日咳
  • TB (Tuberculosis): 結核

BCGワクチン(結核ワクチン)については、その有効性を疑問視する専門家もおり、要不要の意見が分かれるようです。私が子供だった1990年代は全員問答無用で受けていたように思いますが。

調べてもいまいち正確な情報が得られなかったので、詳細は控えます。ですが、子供はともかく、大人だと受けないという選択をする方もいるようです。厚生労働省はBCGワクチンは有効、という見解のようですね。

生後1歳までのBCGワクチン接種により、小児の結核の発症を52~74%程度、重篤な髄膜炎や全身性の結核に関しては64~78%程度罹患リスクを減らすことができると報告されています。

結核(BCGワクチン) |厚生労働省

 

2.基本はルーチンのワクチン。子供時代の有効期限に注意。

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私はかかりつけ医と、トラベルクリニックと相談し、確認が必要なワクチンは次のとおりであると結論付けました。

下線を引いたものはルーチンワクチンです。よって0歳から4歳ぐらいの間に予防接種を受けたことがありました。しかし!なんとこれらのワクチンの中には持続期間が10~20年程度と言われているものもあるのです!アラサーはひとたまりもありません!

そろそろ更新のしどきということで、私は水痘以外は全部やり直しました。健康には変えられませんから、面倒がらずに母子手帳を引っ張り出して確認しましょう。できればこの機会にエクセルにでも接種履歴をまとめておきましょう。

また、かかりつけ医にあらかじめ相談したところ、肝炎は受けたほうが良いということで、これらを追加することにしました。私の場合、数年前にインドに行ったときにA型肝炎は済ませているので、今回はB型肝炎に挑戦。

ただ、これらのワクチンも結構高いですし、その割に有効期間短かったりするので、必ずしも受けるのが賢いとは限りません。よくよく検討しましょう。

 

3.トラベルクリニックに行ってみよう!

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大体の目算がついて、自分の接種履歴をまとめたら、資料をもってトラベルクリニックに行ってみましょう。トラベルクリニックを勧めるのは、次のようなメリットがあるからです。

  • ワクチンがそろっており取り寄せの時間が発生しにくい
  • 同時接種になれており一回に3本くらい打ってくれる
  • 社会人が来院しやすい場所や時間にある

来院の際は予約が必要な場合が多いです。あらかじめ電話してみましょう。私が利用したのは品川の病院です。きれいだし、オペレーションもスムーズです。先生も優しい。ただし、B型肝炎の予防接種に対する考えが先生によって違ったため、ちょっと混乱しました。

e-clinic.gr.jp

病院に行くときは次の書類を持っていくとスムーズです。

  • 母子手帳
  • 予防接種のリストと接種履歴をまとめたもの
  • 大学のVaccinationsのページのコピー
  • スケジュール帳

 

4.バランスの中で接種品目を決める。

さてさて、大体予防接種のことが分かったところで、お金とスケジュールとリスクの話を検討しましょう。まずお金。私が今回かかった予防接種費用は以下の通りです。

  • 麻疹、おたふくかぜ、風疹、(水痘)--- 2万円弱
  • 髄膜炎 --- 2.5万円程度
  • 破傷風ジフテリア、百日咳 --- 1万円弱
  • 結核 --- 受けませんでした
  • A型肝炎 --- 過去に接種済み
  • B型肝炎 --- 2万円弱
  • 黄熱病 --- 過去に接種済み

 

ポイント1:費用

いや~~~~~。高かったですね。予想以上に。そして保険がきかないし、保険がきかないものは会社の福利厚生カフェテリアも使えなかったりして。完全自腹ですよ。しっかり留学予算の中に入れておかないと泣きを見ます。

ポイント2:効果

今更ですが、B型肝炎はそんなに必要だったのかなあと思います。だって5年ぐらいしか持たないらしいんですもん。ちょっと悔しい。よく考えればよかった。しかも、定着率が結構低いものらしく、3回摂取しても抗体がつかないことがしばしばあるとか。3回も受けてそれって、きついよ…。

一方結核は、お医者さんの信念に押されて、接種しないことになりました。大人にはあんまり意味がないというのがお医者さんの説明です。そうなんですかね~。

そのほか、主にルーチンのものですが、これは受けてよかったと思います。ルーチンに入る病気は、なるべくしてルーチンになっているはずです。それだけ、政府もWHOも警戒している病気なわけですから、効力が切れている以上は更新すべきかと。それにこれらはそれなりの持続年数があるので、そんなに損した感じはないですね。

ポイント3:スケジュール

これだけ打てるとなると、いっぺんに全部は接種できませんから、少なくとも2回は通院することになると思います。私は一回目3本、二回目2本で打ちました。インフルエンザの予防接種でも十分疲れるのに、3本は結構きつかったです。これが限界かな。

また、どのワクチンが原因かは謎ですが、二回とも接種後ものすごくだるくなったので、あまり大事な予定がある所に予防接種は入れないほうがよさそうです。特にIETLSの前に予防接種をするのは最悪です。

さらに、B型肝炎のワクチンは、1回目→一か月後に2回目→半年後に3回目、と打つ必要があるので、早めに接種を始める必要があります。これはA型肝炎も同じです。

ポイント4:リスク

個人的には、予防接種には当然リスクがあるものと思っています。いままで予防接種で具合が悪くなったことがない私でもです。何年か前に子宮がんの予防接種が問題になったりしましたよね。私はその信憑性などは全く分かりませんが、何かあるかもしれない、という考え方をすることが大事だと思います。

ルーチンワクチンについては、子供のころに受けたことがあり、その結果何も起きていませんから、おそらく問題なかろうということで安い海外産のワクチンにしました。一方で、今回初めて受ける髄膜炎B型肝炎は国産を選びました。

国産が必ず信頼性が高いということではないかもしれません。モノによっては海外産のほうが多くの使用実績を持っている場合もあるでしょう。でも国産の場合、何かあったら「独立行政法人医薬品医療機器総合機構法」による救済を受けることができるそうです。

国産を信奉するわけではありませんが、このような理由により、自分が不安に感じるワクチンについては、国産という選択もありだと思います。

 

ではでは、予防接種頑張ってくださいね~

留学エージェント使う?使わない? - 社会人のドタバタ留学手続き

社会人の皆さん、こんにちは。留学準備しんどいですよね。何って時間がなさすぎて。
 
でも、社会人だからこそのメリットもあります。でも、あえて学生の方にも読んでほしいです。自分の身を守るために。
 
今回は、留学エージェントを使うメリットとデメリットをまとめました。結論から言うと、時間がある人には不要です。時間がない人は、デメリットをよく理解した上で利用することをお勧めします。
 

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1.英語できないから使うは悪手

そもそも大学院に行こうとするのに手続きの英語ができないとかいってる場合じゃありません。先方との更新は積極的に自分でやるつもりでいるべきだと、私は思います。どっちにしろ、無料サポートでは交渉ごとはやってくれませんから、自分で電話したりメールすることになりますしね。よって、どうしても英語が無理な方は、課金して下さい。
 

2.大学院が選べないから使うのは判断ミスの元

そもそも留学エージェントというものの仕組みを考えてみてください。彼らは誰からお金をもらって仕事をしているでしょうか?私たち留学生でしょうか?いいえ、大学側にお金をもらって、効率的に粒の揃った学生を集める、というのが彼らのビジネスです。
一方、留学生がはらうのはせいぜい数万のデポジット。返還されなかったとしても、彼らがかけた時間に見合う対価ではありません。もちろん留学生のことをよく考えてくれるカウンセラーもたくさんいると思いますが、そもそもの彼らの仕事が何であるか、忘れてはなりません。
 
つまり、自分で受ける大学を探さないと、カウンセラーが儲かる大学を受けさせられたりする可能性があります。例えば、まだ新しい学科を設立したばかりで実績がなく、ただひたすら学生の頭数揃えたいとことか。
大学院生といったらもう専門家ですよね。受ける大学ぐらい自分でリサーチしましょう。そうでないなら、留学しても勉強が危ういのでは、と心配してしまいます。
 

3.留学エージェントを使うメリット

しかし、なにぶん忙しい社会人。平日の日中は仕事でまったく動けない人も多いと思います。そういう人に、エージェントは便利です。例えば、留学制度の細かい点に確認が必要な時。ビザ申請書類のチェックが必要な時。出願書類を綺麗に並べて送る時。
細かい作業が結構時間をとると思いますが、休日で動くしかありません。そうすると全ての作業が一週間おきになり、まあまあスピード感が失われます。
 
そこでエージェントの登場です。意思決定や、エージェントも知らないような専門的内容の確認(コースの内容など)は自分で休日に行います。一方、エージェントに依頼して、単純作業を平日に進めてもらうのがベストです。
なんだかんだ理由をつけてウェブサイトを確認してもらったり、作った書類をチェックしてもらいます。作業時間短縮のためのパートナーとして活用するわけです。

また、ただ単に、作業を一人でやるより二人でやる方が間違いも見つけやすいですよね。また、忘れてる作業があればアラームを出してくれたりも。ミスや忘れを防げれば、それで発生する無駄な作業が減らせますので、時間の節約になります。
 
社会人は、時間がない分、カウンセラーを留学プロジェクトチームメンバーとして、効率的に作業を進めるのがおすすめ。でも学生だったら、留学仲間を見つけて情報交換しながらやる方が、良いと思います。理由は次の項目で。

 

4.留学エージェントを使うデメリット

留学エージェントはひたすら連絡が遅いです。私が使ったところは大学の連絡は3営業日以内に連絡するのがルール、といっていましたが、まったく守られてませんでしたね〜。サクサク進めたい時に止められるとめっちゃイラっとします。
これは、こちらからフォロー入れるしかないですね。出勤してればその場でチェックしてくれますから。
 
それに、余計なサービスの営業をされます。主に保険と英語コースですね。保険はべつにエージェントで入ってもいいと思いますが、困るのは英語コース。相手によっては、このままでは大学院は無理、などと無根拠な脅しをするカウンセラーもいると聞きます。
何十万とかかるようなコースですよ?しかも相手見てるのがやなんですよね。彼ら、学生を狙うんですよ。あと、多分ふわふわっとイメージで留学したいといっている人も狙われると思います。

とくに学生の場合は、どうしても社会人であるカウンセラーに丸め込まれがちなので、本当に気をつけてください。社会人で、交渉ごとに慣れている大人は、営業トークをスルーして、時短のために上手く利用しましょう。
 

5.留学エージェントがやらないこと(注意点)

定型外の大学への問い合わせ(というか問い合わせ全て)はやってくれませんので期待しないようにして下さい。それが欲しければ無料サポートではなく、有料のサポートを利用すること。この点は最初に説明されますから、文句を言うべきではありません。
何もしてくれない!って言う人がいますが、あなたが受けているのが無料サポートなら、それは自分の仕事です。自分でやりましょう。やってほしいなら、有料サポートを使いましょう。
 
大学のコース内容や、奨学金の制度、寮のことが知りたければ先方に直接メールしましょう。そして3日経っても返事がなければ電話して下さい。多分忘れられてます。笑


6.留学エージェントの比較

SI-UK
  • アットホーム
  • 渋谷駅徒歩10分
  • 激しい営業はなし
  • デポジット1万円
  • 単価の安い英語コースあり
  • GPAの再計算なし
  • 無料面談の人がそのまま担当
 
beo
  • ビジネスライク、オフィスきれい
  • 新宿徒歩10分
  • 営業あり
  • デポジット2万円
  • 英語コース単価はかなり高い*1
  • GPAの再計算あり
  • 無料面談は営業カウンセラー、担当は別
 
周りの評判ではSI-UKが圧勝ですね~。他社については…ノーコメントです、お察しください。周囲の利用者の評判もあんまりぶれません、SI-UKがおすすめです。聞くところによると、大学側もうすうす質の違いには気づいているようです。SI-UKがお勧めです。(大事なことなので三回言いました)
 
これだけSI-UKをべた褒めしてる私が、SI-UKを使わなかったのは、GPA 再計算シート*2を出してくれないから、という理由だけです。それだけ成績に自信がなかったわけですが。でも、結局のところ、GPAの再計算というのは、受け取った大学側でもできることですから、あまり効果はないのかもしれません。
 
一方、SI-UKの面談した人が担当してくれる制度はメリットですね。信頼できるかわからないカウンセラーなんか嫌じゃないですか。営業のカウンセラーが気に入って申し込んで、担当がついたときがっかりさせられた経験があるので、この点は重要だと思います。
 
ただし、どこも連絡がゆっくりなのは変わらないみたいです。留学カウンセラーってめちゃくちゃ忙しいんですよね。あまりいじめすぎないようにして下さい。3営業日を守ってくれてれば常識の範囲内ですから、ゆったり構え、急ぐ時は自分でフォローするつもりでいきましょう。


7.大事なのは自分の目で見極めること

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この記事は2017年時点のものです。会社は生き物ですからいつも同じとは限りません。自分の目でよく見極めてください。また、人によって相性がありますから、全員が同じ会社、同じカウンセラーを良いと思うとは限りません。
 
そして、学生さんがどうしてもエージェントに行くというなら、止めませんが、信頼できる社会人に付き添ってもらって下さい。カウンセラーによっては、社会人には言わないようなことを言う方もいます。親御さんと一緒だって、まったく恥じることはありません。むしろ大人を利用するのが賢い選択だと思います(^^)
 
ではでは。

*1:ただしほとんどの留学用英語コースは、計算すると似たような単価です。SI-UKだけが破格。

*2:GPA の再計算とは: GPAは大学の成績を数値化したもので、私が見ていた大学院はUpper second class hours (GPA3.3以上)あたりがボーダーラインでした。問題は、大学(自分が卒業した学部)によっては成績を辛めに計算する式を使っているところがあります。これを一般的な式にして計算し直すのが、再計算というものです。