慈雨のイギリス留学日記

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開発屋になりたい

英語嫌いのIELTS勉強法 - 英単語がめんどくさい人のための英単語リサイクル法!

なんだかエコな法律みたいなタイトルの記事ですね。

でも中身は英単語の勉強法です、ご注意ください。

 

さてさて、前回まではざっとIELTSのLRWSそれぞれの勉強法を見てきました。

 

natsunojiu.hatenablog.com

  

natsunojiu.hatenablog.com

 

あえてこの中で言及しなかったことがあります。それが英単語の暗記と、語彙増強の方法についてです。これについては、それぞれの技能別では語れないボリュームがある様でしたので、分割しました。

 

 

1.暗記が苦手?単語リサイクルで省エネ!

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 単語の暗記は得意ですか?私は苦手です。子供のころから暗記と名の付くものはみんな苦手。理屈がないと頭に入ってこないタイプでした。長らくそんな自分はだめな奴だと思っていたんですが、案外暗記苦手な人多いですね?

なので、暗記が苦手な人に向けた、英単語勉強法について書いていきたいと思います。よって、なるべく楽する方向に走っています。私はストイックに何千語もおぼえるんだ!という方、大変申し訳ございません…。

 

IELTSのListeningとReadingに出てきた言葉は、IELTSの世界にぴったりな単語です。あまりに簡単なアイディアなので、すでにされている方もいると思いますが、これらインプット系の強化で出会った単語は、ぜひSpeakingとWritingで使いまわしてください。

ロジカルに、アカデミックっぽく、客観的っぽく話す・書くにはこれが近道です。そういう意味ではListeningとReadingのテキストには例文があふれているわけですから、一冊教科書を買ったら、最初から最後までアウトプット系の強化に使用できるわけです。

よって、過去問集や問題集を買うことを強くお勧めします。無駄なパートはひとつもありませんから。

 こんな感じです。

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たくさん単語覚えるのなんて私は無理です…。だから、ListeningとReadingで必要そうな単語だけ覚えて=過去問や問題集で出てきた問題だけ覚えて→それをそのままSpeakigとWritingに使いまわしました。

世の中の単語、すべて覚えるわけにはいかないですから、偏りなんか気にせず、出てきたものから覚えるのが良いと思います。日本語だって、難読漢字とか覚えても別に国語のテストできるようにならないじゃないですか。いや、すごいとは思うけど、その単語使わなくてもいいし…みたいな。

よく、「上級単語」とか言いますけど、何基準で上級なんでしょうか。レアだってことですか?だれにとって?それより、「便利単語」を探して覚えたほうが使えます。その便利単語に、せっかくだから面白い言葉入れようって言うならわかりますけど。

上級単語に恨みがあるかのごとくですね。うらみはありません。でもとりあえず単語書いてるだけなのに単語帳高いし。どこまでやってもきりがなくて、どんどんお金と時間を取られるので、勝手に腹を立てています。

 

ほんっとに、それ以外の単語をやっていません。単語帳も買ってません。あるのは、分からなかった単語を書きつけるメモ帳だけです。以前ツイートでご紹介したことがありますが、例えばこのような。

 

どこにでも持っていける自作手帳は役に立ちます。あと、ページが増えていくことで、視覚的に成果が見えて励みになります。さらに、絵を描くっていうのもポイントです。英単語覚えるときに、Googleの画像検索で、単語のイメージを覚えるといいって言いますよね。

それの保存版って感じですね。絵が苦手な人は、拾った写真貼ってってもいいともいますが、ちょっと手間なので、へたくそでも絵がおすすめです。むしろ、下手なほうが、インパクトで覚えられたりします。でも人に見られないようにね。笑

 お勧めはコクヨ測量野帳

セ-Y3 - 商品情報詳細 - 商品検索(商品データベースから探す) - 商品情報 - コクヨ ステーショナリー

www.amazon.co.jp

 

ちなみにワンピースを題材にした単語帳があったら高くても買います。なぜか?絶対楽しいから。

 

2.Listeningで覚えた単語は強い!Speakingで使ってみる。

リスニング勉強法では、のべつまくなしShadowingをすることをお勧めしました。実はこの勉強が単語習得に一役買ってくれました。 

 

流石に何十回もListeningやっていると、話の内容を覚えちゃうんですよね。それでもまだやり続けると、フレーズを「耳が記憶」します。親の小言とか、繰り返し聞かされすぎて、音として記憶してたらしませんか?そんな感じ。

 

最初はもちろん、聞き取りやすいところだけなんですが、繰り返すうちに少しずつ聞き取れるようになる部分が出てきます。そして聞こえるようになった順に記憶して行くことができます。

こういう単語は、Speakingではとても強いです。あとで覚えているから、発音を間違うことはありません。TED出演者になりきって堂々と使いましょう!笑

 

このもう一つ方法のいいところは、単語を単体で覚えるわけではなく、その場面と前後のフレーズ込みで覚えられることです。

私は、難しい言葉おぼえても、使い所にイマイチ自信が持てず使えずじまい、ということが多かったのですが。Lusteningで覚えた言葉は使えることに気づいてから、どんどんListeningの教材を増やしていきました。

 

3.reading教材から丸ごと文章をパクってしまうという方法。

 全く同じことが、Writingにも言えます。Readingを繰り返し繰り返しやると、どうしてもその文章を覚えてしまいます。これもまた、単語単体ではなく、前後の文脈と、構文ごと覚えられます。テキストに出てきた文章なら、文法の間違いも(恐らく)ないし。

 

Listeningと異なるのは、耳が覚える、というような体得はしにくいことです。(私の場合はね。) なので、もう少し積極的に使える構文を探して覚える必要があります。Readingは、まず精読から始めるわけですが、その時にしっかり文章の構造を理解します。ここを飛ばすと使い方をミスって Writingで減点されますので。

そして、精読の時点から使えそうな構文には目をつけておきます。目をつけた例文は、多読の際にとくに文章の構造を意識しながら読みます。これを繰り返すと、どうしてもその構文を使って見たくなります。

そこで、Writingの練習の際に使って見ます。採点するとき、文章の使い方を間違っていないかチェックすることを忘れずに。

 

ポイント

私がListningとReadingのインプット系で、反復練習を勧めるのは、それ自体が有効だから、というのもありますで。でも同時に、SpeakingとWritingというアウトプット科目での文章力がつくということもメリットだと考えております。

 

4.これだけはおさえたい、重要単語の覚え方

 さて、ここまでいかに楽するかの話ばかりしてきましたが、やはりどうしても暗記してしまった方がいい単語もあります。ListeningをやるにしてもReadingをやるにしても、一部の重要単語を頭に入れてないと非常に不便すぎて躓いちゃうので。

ただし、大学受験なので相当英単語を暗記した方は今更やる必要はないかもしれません。(私は受験のときサボったので痛い目にあいましたが…)私のように英語の勉強をサボってきた方、やったけど忘れちゃったよ〜という方にオススメの勉強法です。

 

まず、重要単語を用途別に書き出します。ここでいう重要単語とは、いわゆるlinking wordというものです。文章の文頭について前後の接続をするもの、例を述べる時に使うもの、引用に使うものなど。これらがわからないと、話を聞いても読んでも、文脈がわからず迷子になること必至です。

でも恐れることはありません、6.5に必要なワード数はそこまで多くありません。A42枚にびっちり単語を書き出して、あとはひたすら転写します。

 

↓↓↓転写シート

natsunojiu.hatenablog.com

この二枚を一巡するのに20分ぐらい。ウォーミングアップにぴったりですね。毎日のルーチンにしてしまいましょう。

 

5.最後に

 

これでIELTS勉強法は一通りおしまいです。これらの勉強法は、全て、いかに勉強をルーチン化するか、というところに重きを置いています。

仕事が終わった後に、忙しい一日の隙間時間に、ややこしい勉強をするのは辛すぎます。可能な限り単純作業化して、家事をするように、スキンケアをするようにこなすのがいいです。

かけた時間は裏切りません。

 

あくまで、やっと6.5をとった人の勉強法ではありますが、少しでもお役に立てれば幸いです。引き続き英語とは奮闘していく予定ですので、また少しずつ更新していこうと思います!

 

ではでは。

 

英語嫌いのIELTS勉強法 - Speaking and Listening

Speakingは筋力って会社の先輩が言っていました。ほんとに、この1年半仕事で英語を使わな過ぎてやばいです。

 

前回の続きで、SpeakingとListeningの対策方法をまとめていきたいと思います。また、受け売りが入っていますが大目に見てください…。

 

 

※WritingとReadingは前回記事をご参照ください。 

natsunojiu.hatenablog.com

 

1.Speakingは筋力!さぼれば消える、腹筋のように(試験まで三か月以上ある方)

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前回の記事でも書きましたが、私はもともとは仕事でSpeaking力をつけたクチです。入社してすぐ海外担当になって、ヨーロッパの子会社に電話しなきゃで半泣きでした。でも、ローカル職員が私のグダグダEnglishに辛抱強く付き合ってくれたんです。私を通さなきゃ、本社を動かせなかったからね(笑)

結果、必要とあらば英語で喧嘩ができるまでに成長しました。そして、しゃべれるとなると、しゃべれない日本人の同僚が頼ってきたりして、かわりに電話したりメールするようになり、ますます話す機会が増えましたね。

こんなこと言っては元も子もないんですが、「流暢さ」をつけようと思ったら、もうひたすらしゃべることです。確かに、喋ってるだけでは難しい言葉も覚えないし、へたしたら文法だってむちゃくちゃになります。でも、ノンストップで、思いついたことを手持ちの語彙で次々話す瞬発力は、絶対つきます。まだ試験まで時間がある場合は、ぜひ英語で熱心に会話をしてみるべきです。

 

実はこの方法、「熱心に」というところがカギです。当たり障りない会話って、日本語でもなかなか続かないじゃないですか。そんなゆるい会話も時にはいいですが、語学スキルを高めるのには不向きです。だから、できるだけ、好きなことや自分にとって利害があることを話すのがいいです。

  • 趣味の話をする相手を見つける(音楽でも、映画の感想でも、好きな漫画の話でも、自分が語りたくなる内容)
  • 英語で仕事をする(ボランティアやインターンでも、真剣にやる人が集まる所ならOKです)
  • 恋バナをする相手を見つける(どこの国の人も結構恋バナ好きですから、外国の人の考えを聞くのは楽しいよ)

※英語を話す恋人をつくるってのもありますが、そのために付き合う人を選ぶわけにもいかないので、とりあえずこれは保留で(笑)

私の場合は、英語で仕事しながら、仲良くなった若い同僚とは恋バナしたり、趣味の話したりしてましたね。おかげさまで、IELTS仲間に「あなたはとってもTalkableだね」言っていただけるぐらいになりました。

ガツガツ会話できるなら、チェーンの英会話でも、英会話カフェなどでもありだと思います。そして、相手は別にネイティブじゃなくてもよいのです。目的は正しい英語をしゃべることではなく、英語をしゃべる瞬発力をつけ、伝える経験を積むことにあるからです。むしろ非ネイティブのほうが、変な英語をくみ取ってくれないですから、よいかもしれません。

 

では私は、仕事のおかげで目標スコアが取れたのでしょうか?

 

 

2.頭使って無理やり話す!(試験まで三か月を切っている方)

 

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実は、私も流暢さの壁に苦しんだ一人です。私は、もとは英語を使って働いていましたが、人事異動でスーパードメスティックな部署に移ってしまいました。そのせいで、日常的に英語を使うことはなくなりました。

IELTS受け始めはまだ過去の貯金で乗り切れましたが、半年後にはすっかり話せなくなりました。筋力は裏切らないっていうけど、ちょっと目を話したら去っていく、とんだかまってちゃんなのです…。

それで、一生懸命頭で考えてしゃべるんですが、考えれば考えるほど会話に沈黙が入ってしまいました。そもそも話すって行為は、頭で考えてすることじゃないと思うんですよね。頑張ってる状態では流暢さは発揮されませんでした。

 

流暢に話すことって結構ハードル高いことだなあ、と思います。誰もが英語を使って仕事をするわけじゃないし、一章で説明したような努力も、成果が出るかどうかは気の合う仲間に出会えるか次第。流暢さは恵まれた環境にある人だけが手に入れられるもの。

でもね、だからってSpeakingをあきらめることができるでしょうか。私はある日、会社の海外営業の先輩に「Speakingは筋力だからな~」って言われて、吹っ切れました。喋れなくなったのは、私がだめだからじゃない。筋トレをしなければ筋肉は落ちる。水をやらなければ草は枯れる。喋らなければしゃべれなくなる。それだけのこと。

 

だったら、しゃべれないなりにSpeaking力を高める方法を考えようと思いました。

 

Speakingの採点基準は複数ありますが、当然「流暢さ」が含まれています。一方で、「語彙や文法の表現力」も評価されるのですよね。私は、頭使って磨けるのはこっちじゃないかと、目を付けたわけです。

はじめてのIELTSの時、ちょっと変わった表現をするたびに、面接官の頭の中でチャリーーーーーン!と言って、コインがたまってくのが見える気がしたからです。お賽銭か。ひたすら、珍しい言葉突っ込めばいいんだろ?っていう発想です。

 

私が利用したのはUdemyというサイトです。Udemyは、オンラインで様々な口座を売り買いできるポータルサイト。それぞれの講座をお金で購入すると、Videoを再生できるようになります。結構便利です。

私は、Speaking 7.0以上を目指す講座を取りました。頻繁に安売りしているので1200円とかで変えることもあります。

www.udemy.com

 

※この方のブログを見て知りました。ぜひ参考にしてみてください。

確実に7.0獲得!IELTSスピーキングはこう攻める|留学・海外留学はEF

 

目標スコア6.5に対して、7.0-9.0の講座をとったのは、流暢さが全然だめだという自覚があったからです。流暢さがあれば、点数稼ぎの表現が少なくても高めの点数がつくと思います。

でも、私はベースが微妙なわけですから、コイン投げまくって、めっちゃアピールしなきゃなんですよね。あるいは5円玉じゃなくて500円玉入れるとか。できるだけ、上級な表現を入れたかったんです。難しいって言っても、使い方覚えちゃえばこっちのもんですからね。

 この講座は、便利な表現をこれでもか!というくらい盛り込んでくれているので、とても役に立ちました。出てきた表現を、単語と一緒にどんどん暗記して、どんな時に使えるかシミュレーションをして面接に備え、どや顔で使いました。

 

特に、点数を稼ぎやすいのは、次の二つです。

  • 気持ちに関する言葉
  • 抽象的な言葉

例えば、うれしい気持ちは、どんな時でも「glad」じゃなくて「over the moon」って言うとか。すんごい気持ちを込めて言えば、「それはgladレベルでは」なんて突っ込みは入りません。「ああ、なんか謎だけどこいつはめっちゃうれしかったんだな、感覚の違いかな」と思ってくれると思います。他人の気持ちは、間違っているとか言いずらいですから、便利です。

抽象的な言葉っていうのは、使いまわしがしやすいふわっとした言葉です。例えば、「mobility」という言葉、可動性とか流動性って意味ですよね。一見使いにくそうなんですが、この言葉、すごく汎用性が高いです。Social mobilityといえば階層の流動性の話ですから、最近日本ではsocial mobilityが失われつつあって暮らしにくい、とか言ってもいいですし、フミキリが多くて道路でのtraffic mobilityが阻害されている、なんていえば自分のhome townの説明にもなりますよね。なんかモノや人が動いてるイメージを言いたいときはいつでも使えるんですよね、便利です。

 

でね、こういったことはとりあえず口から出まかせでいいと思います。だって、本当にSocial mobilityが失われてるかどうかなんてわかりますか?統計とか読み解かないとわからないし、それってすごい難しいですよね。だからこそ、多少適当なこと言っても、相手も間違ってるなんて言えないわけです。

要するに、「間違っている」と言われにくい、汎用性のある単語を覚えるのが良いですよ、ということです。そして、その内容はちょっとぐらい間違っていてもいい。なぜならこれは英語の試験であって、知識の試験ではないからです。

 

語彙で攻める勉強は、一か月くらいで即効性がありました。Task2が終わった時点で、Examinerが8.0とメモしたのを目撃しました。ただ、ちょっとTask3で予想外のことが起きて崩れたので、そのあとぎりぎりの6.0まで落ちましたが(笑)

 

単語と表現の暗記については、改めてまとめたいと思います。

 

 

3.習慣づけるShadowing、そして踏ん張りのDictation。

 

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最後にListeningです。Listeningの勉強法としては、ShadowingとDictationがポピュラーですね。その割に、みんなめんどくさがってやらないんですよね。私もやってみてわかりましたが、すごく効くけど、すごく疲れます。私もそれが嫌で、ずっと逃げてきたんです。

でも、次のように使い分けてやれば、しんどいのは最初だけで、どんどん効果が上がると思います。

  • ステップ1:パッセージの大意をつかめるようになる→Shadowing
  • ステップ2:間違え安いところを集中して聞き取れるようになる→Dictation

 

Shadowingを一定期間続けていると、驚くほど聞こえるようになります。もう、魔法じゃないかっていうぐらい。最初は口が疲れるし、耳も疲れるし、ぶつぶつつぶやくと怪しまれるし、ほんと心が折れるんですが、不思議なことに一週間ぐらいしたあたりから、どんどん楽になります。(心にも毛が生えて、マスクすれば歩きながらShadowingできるようになります。)

やり方は次のブログの方法が参考になります。さっさと伸ばしたい人は、このブログくらい高負荷でいいと思います。私は、仕事がしんどかったりしたので、家事をするときと通勤で歩くときは絶対Shadowingと決めていました。

(あ、実際の交通規制に従って運用してください。自動車にはお気をつけて。)

xn--lckzb3a925zuze3vtforoyd.xyz

 

飽きそうだったら、IELTSの教材じゃなくて、You TubeでTED Talkの動画とか探してやるといいです。イギリス留学なら、イギリスの有名校の名前+TEDで検索すると、イギリス英語の動画が出てくる可能性が若干高まるのではないかと思います。若干ですが。でも、とりあえず、アメリカ英語でもイギリス英語でも効果は出ますので、聞きやすいものから入ってみてください。

最初は聞き取れなくても大丈夫です。無になってShadowingしていると、段々意味が頭に入ってきますので。これをすることで、「ああもう何言ってるかわからない!」みたいな状態からは解放されます。

 

↓↓↓お勧めの動画一覧を貼っておきますね!

 

natsunojiu.hatenablog.com

 

Shadowingだけでもかなり聞き取れるようになりますが、さらに成果を点数につなげようと思ったら今度はDictationがおすすめです。まずはShadowingをして→なれたらDictationという流れですね。

私も最初はShadowingだけで行く気満々だったんですが、過去問なんかを解いてみると、文章の大意はとれているのに、ひっかけ問題にことごとく引っかかることに気づいたんですね。IELTSって本当によくできていて、びみょーーーーーーに聞き取りにくい部分を問題にしてくるんですよ。泣けます。

なので、この、びみょーーーーーーに聞き取りにくい文章が来たときに、はっと気づいて→すばやく集中し→正しく理解すること、が点数を上げるためには重要です。せっかく聞き取れているのに、点数にならなかったら悔しいので、Dictationであと一押ししましょう。

Dictationをすると、難しいところで絶対躓くので、どこが設問の対象になるか、勘が働くようになります。さらに、聞き取ろうとすることでListening力も上がるので一石二鳥です。

 

流れとしては、

  1. Dictationを行う
  2. スクリプトと照らし合わせて赤を入れる
  3. 問題の答えが入っている文章をハイライトする
  4. ハイライトしたところで聞き取り間違っていないかチェックする
  5. 間違っていたらそこだけ何回も聞く。

なので、これをやるときはTED Talkなどより、過去問や問題集を使うほうが良いですね。かなり実践的な技術を身に着けられると思いますので、ちょっとお金かけても教材を買ってやってみるといいと思います。

 

ShadowingもDictationも最初はしんどいですが、だんだん慣れます。慣れてしまえば生活の一部になりますので、一定期間決めて勢いでやってしまうのが良いです。

作業になってしまえば、結構こなすのは気持ち良かったりしますので、だまされたと思ってやってみてください!

 

さてさて、ここまで、勉強法を細かに解説してきましたが、これだけ絞ってやっていてもかなり時間が必要となります。でもこれらを時間かけてやれば確実に点数が伸びることは実証済みです。打倒IELTS、頑張りましょう!!!

 

▶︎単語勉強法についてはこちらの記事をご参照ください!

英語嫌いのIELTS勉強法 - 英単語がめんどくさい人のための英単語リサイクル法! - 慈雨のイギリス留学日記

英語嫌いのIELTS勉強法 - Listening用のTED Talk

 

お勧めのTED Talkの一覧です。自分好みのものを探すと楽しいですよ~。
The 4 stories we tell ourselves about death
 
You are what you wear
 
How to practice emortional first aid
  
Autism, sex and science
 
Identically different
 
The first secret for great design
 
Work life balance is an ongoing battle
 
Why you feel what you feel
 
Why are there still so many jobs?
 
Development by design
 
Head space
 
Sound health
 
What if furnitures had superpowers
 
Love, vulnerability and care
 
Daddy, what's a racist?

英語嫌いのIELTS勉強法 - Writing and Reading

英語が苦手なくせに、英語の勉強法を解説しようとしている慈雨です。こんにちは。

 

ぼちぼち自分なりの勉強法をメモっとこうと思います。英語の勉強法なんて、ほんとに星の数ほどあるんですよね。だからこそ、何をやったらいいかわからないし、何をやっても無駄な気がしたりする。負のスパイラルに陥りがちです(私が)。だからこそ、次勉強するときのために、「やればできる!」という記録を残しておきたいと思います。それがこのブログを始めた目的だったり。

ほんと、情報が多すぎて、全部やらなきゃって思って焦ったり、全部嘘くさいと思って疑心暗鬼になったりしていると、全然勉強って進まないんですよね。私は受験の経験がほとんどないので、アラサーになってやっと気づきました…世の中の受験生の皆さんには深い敬意を表したいという気持ちです。

 

  

1.ダメダメな私の英語黒歴史

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恥をさらすようですが、このブログは英語が苦手な人のためだとわかっていただくために、私の過去をさらしましょう。なんか語学センスがすごく良くて、どんどんしゃべれるようになっちゃう人とか、耳がとても良くて発音がきれいな人とかいるじゃないですか。そういう語学才能あふれる(かつ努力もできる人たち)とは一線を画すというか、画されているというか。

 

  • 高校時代:大学受験がないことをいいことに英語の勉強を放棄
  • 大学1年生春:TOEICを受験させられるも、まさかの400点台
  • 大学2年生春:大学の国際協力関係の学部横断ゼミに応募するも落ちる
  • 大学2年生夏:来年リベンジで、NGOインターンシッププログラムに参加しようと決意、TOEIC対策でひたすら英単語を覚える(Z会のCore1900を使用 速読速聴・英単語Core1900 ver.4 | 書籍・参考書 | Z会 | 学習参考書から、語学書、幼児・小学生向け書籍、文芸書まで )
  • 大学2年生秋:TOEIC700点弱を達成し喜ぶも、自分はスコア爆上げする才能はないと感じる(まあ、単語覚えただけだしね)
  • 大学2年生秋:ゼミに入ったところ、定期的に海外から来た先生の公演を聞かされる環境になり、分からな過ぎてスーパー落ち込む
  • 大学3年生夏:インターンNGOに行くが、英語ができな過ぎて一緒に行った後輩たちに助けられる。でも最終日に「慈雨さんこの3週間でとても英語力のびました」とお褒めの言葉を頂戴する。いい子たちだった…
  • 大学3年生秋:就活に没頭する。TOEICちょっとでもあげといてよかった。
  • 社会人1年目:ドイツの担当になり、ローカル職員(優しい)が英会話の先生状態。仕事してるんだけど、聞き取れなさ過ぎてゆっくり喋らせるなど。
  • 社会人2年目:TOEIC800点手前まで行くも、800点は越えず。

 

この辺で何となく満足しちゃったんですよね。契約も読めるし、喋れるし、何なら喧嘩もできるし。ローカルは仲良くしてくれて、LINEなんかする分には不自由しないし。

 

ポイント

  • Reading & Writing: 「単語を覚えれば、それだけでできることが増える」「文法はともかく定型文を覚えていれば案外いろんな内容を表現できる」ということが分かった。やっぱり、暗記って大事です。大嫌いだけど。
  • Listening & Speaking: たった3週間でも英語漬けにすれば、かなりしゃべれるようになってくる。たった1年でも仕事してれば、一通りのコミュニケーションはできるようになる。これがわかってるだけで、かなり気持ちはたくましくなる。

 

ま、でも、こんなんじゃ全然大学院入れませんけどね。これらはあくまでコミュニケーション用の英語であって、アカデミックな世界では全く通用しないですよね。だからこそ私は、まじめに4か月ぐらい受験勉強をすることになったのでした。そういう意味ではIELTSはただの無駄な試験勉強じゃなかったと思います。やってよかったと、本当に思っています。

そして、以下は私のスコアの推移です。節約しろといいながら全然節約できていない点にご注目ください(笑)

 

  • 4月 TOEFL iBT  61 →まだアメリカ留学を検討中だった
  • 7月 IELTS 6.0 (L6.0 R 5.5 W5.5 S6.0) →余裕ぶっこく
  • 11月 IELTS 6.5 (L5.5 R5.5 W6.0 S5.5) →点数下がり、危機感を覚える
  • 2月 IELTS 6.5 (L6.5 R7.0 W6.5 S5.5) →5.5が入ったためダメ
  • 4月 IELTS 6.5 (L6.5 R7.5 W6.0 S6.0) →Readingが急成長

 

いや~~~~、危なかったです。

 

2.まず手始めは、時間がかかるWriting

 

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留学経験がないと、TOEICばっかり受けてきてたりするじゃないですか。で、仕事で英語使う人も、契約書みたいな定型文ばかり書いてたり、せいぜいメールで箇条書きして意思疎通していたり、っていう人は結構多いと思うんですよね。(外資や、スーパーグローバル企業などの英語強者は除く。)

 

だから、論理的に完結した250語の文章を英語で書く経験って、ない人が結構いると思うんですよね。これね~~~~…突然やれって言われても無理ですよ。なんなら日本語でだって無理ですよ。しかも、以下の記事によれば、IELTSのWritingは特にTOEFLなどより採点が辛めなんだそうです。つら。

Vol.2 『本当にTOEFLよりIELTSの方が簡単か』 | LINGO L.L.C.:TOEFL® Test & IELTS対策

 

だから、目標スコアぎりぎりのとこまで持っていければ御の字と思って勉強してたんですが、それでも、やっぱり文章の書き方って教わらないとわからないです。海外の小学校では、作文の授業があって子供のころから教え込まれるじゃないですか。長年アカデミックな世界で培われてきたルールを使いこなす技はですね、教わるしかないです。できなくて当たり前。そして習得に時間がかかる。

 

これだけ節約節約言っておいて恐縮ですが、私はWritingだけ教室に通ったほうがいいと思います。大手エージェントが英語クラスを持っていますから、価格等比較してみてください。SI-UKのクラスは少人数で、いい先生に当たればかなりお得です。できるだけ高いレベルのクラスから始めてください。そのほうが人数が多くて、聞きたいことが効きやすいです。できれば上級で。

IELTS ウィークリー:Writing 上級 - SI-UK東京本校

 

また、私は利用していないのですが、アゴス・ジャパンのクラスはかなりよさそうですね。経験者によれば、かなりシステマチックな文章構成方法を教えてくれるそうです。導入の書き方、Bodyの書き方、各パラグラフに絶対入れる単語、グラフのどこを見てConclusionに充てるかなどなど。。。ちょっとお高めですが、その価値がありそう。なぜなら、これによってWritingが足を引っ張らないどころか、安定して高得点を稼ぐパートに変貌するからです。(利用したことない癖にめっちゃ推してます。責任はとれないので体験にでも行ってみてね。)

IELTS対策クラス一覧|アゴス・ジャパン

 

そして、クラスで教わったことを、フロー図にでもまとめてしまって、視覚的に頭に叩き込みましょう。書いているときに「えっと、まずIntroduction…どんな書き出しにしようかな?」と考える時間は本当に無駄です。Introductionの書き出しはこう、Bodyの一文目はこう組み立てて、そのあと質問内容に応じてこう進める、という風にマイルールがあれば、この通りに処理をしていくだけなんですよね。楽です。

一般的に、最低限の語数を書こうと思ったらこんな構成になるのではないでしょうか。ここまではすぐ覚えるんですよね。

 

Task1の書き方

Introduction→Overview→Body1→Body2→Conclusion

 

Task2の書き方

Introduction→Overview→Body1→Body2→Body3→Conclusion

 

問題はそれぞれの中身です。これも、自分が書きやすい構成を決めて覚えてしまいます。

 

Bodyの書き方(A,B,C,D 4本の棒グラフだった場合)

Body1:大きなImprovementがあったセクション→小さなImprovementがあったセクション

Body2:大きなDeteriorationがあったセクション→小さなDeteriorationがあったセクション

 

こういうのを、細かなヒントとともに紙に書き出します。これが「転写シート」です。で、これをどうやって覚えるかといえば、ひたすら転写です。見なくてもすべて書き出せるまで、同じことを何回も何回も書きます。だんだんまとめ方も洗練されていき、そうしている間に「転写シート」が映像的に記憶されます。実際に文章を書くときは、この「転写シート」を思い浮かべながら描くのです。

 

字がめちゃくちゃ汚いですが、私の使っていた「転写シート」を掲載します。ご自由にご覧ください※スペルミスや文法ミスがあっても責任は負いかねます。自己責任で。指摘してもらえると喜びます。

 ↓↓↓こちらからダウンロード

 

natsunojiu.hatenablog.com

 

 

私の場合、作文全般、面白いことを書いてやろうという気持ちが強すぎて、この割り切りがなかなかうまくいきませんでした。「いつもと同じじゃつまんねえな」とか思ってしまって。でも、これはテストです。作文コンテストでも、出版コンテストでもありません。しかも、こんなつまらない文章でも、まず空で書けるようになることは大いなる進歩です。このスキルが十分に磨けるようになれば、おのずと良い文章を書けるというステージに進めるはず(だと信じたい)です。まずは、目の前のグラフとテーマを処理するマシーンになってください。そうすれば絶対点数が伸びると思います。

 

当然、語彙力も重要ですが、その話はまた改めて。

→とりあえずはこのようなワードを丸飲みにしてね。Linking Words for IELTS Writing Task 2

 

 

 

3.稼ぎ頭としてのReading、かけた時間の分だけ絶対伸びる

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前述した通り、私はなぜかReadingだけやたら伸びたんですよね。これ、時間かけるだけ伸びていくのがよくわかってとっても快感でした。はまってしまえばこっちのものです。Readingは本当に稼ぎ頭になります。

 

勉強の仕方はオリジナルでも何でもありません。この方のやり方をまんま使わせていただきました。本当に感謝しています。Shun先生と呼ばせていただきたい。

dent-sweden.com

 

Shun先生(勝手に呼んでるし)によれば、Readingの対策に特別な教材は必要ありません。過去問の本だけ買ってください。これが多分結構大事で、各社教材出していますけど、ちょっとずつ実際のIELTSと傾向が違うような気がする(これは私の感覚でしかないが)。そして、この方法にはそんなにたくさんの教材は必要なく、同じものを繰り返し繰り返し読むほうが、なぜかわらかないけど伸びるんですよね。繰り返すと伸びます、絶対伸びます。信じて突き進むんだ。Shun先生もおっしゃっています。

 

"英語力は日々の積み重ねで必ずついてきます。焦っていろいろな参考書に手をつける気持ちはよくわかるのですが、1本のテキストがボロボロになるくらい繰り替えしてみてください。気づいた頃には大きな力になっているはずです。"

「Fika i Sverige / IELTS Readingスコア5.5→8.5を半年で達成した僕が考える英語の勉強法・参考書」より

 

詳細の方法はリンクを見ていただきたいのですが、まず最初にパッセージを精読して、文章の構造を書き込んでいくことが大事です。何となくふわっと読んでいても、IETLSの試験は解けないので、時間がかかってもここで踏ん張って一度「ちゃんと」英文を読む力をつける。そして、あとはひたすら多読・速読。そうすることで、瞬時に英文の構造を読み取る訓練になります。子供が絵本を繰り返し読むことで、黙読の訓練をするようなイメージですね。だんだん、文章が脳内で概念として処理される回路が構築されていく感覚がありました。

 

1パッセージにつき、1日5回は読むこと、とありますが、飽きっぽい私は教えを破って次の通り行っていました。

  • 1日につき3つづつパッセージを読む(精読が終わったのから好きなのを選ぶ)
  • 一週間に1パッセージずつ新しいのを投入(精読してストックに加える)
  • 1パッセージについて通算20回は読む
  • 毎回タイムを計って、テキストに書き込んでいく(モチベーションアップ)
  • 目標タイムはだいたい4分30秒くらい

大体こんなイメージでメモしてくと、「勉強した!」という実感も得られて少しストレスが減ります。それがうれしくて一生懸命Readingやれるので、とにかくおすすめです。

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こちらも頻出単語の暗記は必須ですが、単語暗記についてはまた別にまとめようと思います。

→とりあえず、過去問等を解いて出てきたワードから覚えるのがおすすめ。単語帳とか、微妙な単語は言っていたりするし。

→Readingで覚えた表現はそのままWritingに使えたりしますし、Writingで単語覚えるとReadingもスムーズになります。常に双方を念頭に置きながら、勉強すると、相乗効果が生まれてお勧めです。

 ▶︎単語勉強法についてはこちらの記事をご参照ください!

英語嫌いのIELTS勉強法 - 英単語がめんどくさい人のための英単語リサイクル法! - 慈雨のイギリス留学日記

 

とりあえず今日はここまで。つづく。

高いIELTSと安いIELTSという概念。完璧なスケジューリングこそ節約の鍵です!

実はIELTSには種類があります。「高いIELTS」と「安いIELTS」です。

 

決して比喩ではなく、本当に価格が違うのです。IELTSを受けたことのある方にとっては常識かもしれませんが、初心者が必ず一回は混乱する、二つのIELTSの違いをメモしました。この二つをうまく使い分けるのが、コストダウンの近道です!

 

 

 

1.「二つののIELTS」について

IELTS二種類あります。運営団体が二つあって、中身はほぼ同じなんです。細かいことを言えば試験会場や若干のルールの違い(持ち込み物など)はありますが、それはまた今度。とりあえず、大事なポイントはふたつです。

 

・IELTSには高いの(ブリティッシュカウンシル)と安いの(英検の)がある
・安いので済ませたい気持ちはわかるが、こっちは使えないパターンがある

 

※ここではわかりやすくしたい一心で、「高いIELTS」「安いIELTS」と呼称しますが(誰かに怒られそうですね)、要するにこういうことです。

 

「高いIELTS」= British Council運営のIELTS = IELTS for UKVI

「安いIELTS」= 英検運営のIELTS

 


英検やTOEICに親しんできた私は、最初何言ってんだこいつ、みたいな目でエージェントの顔を見てしまいました(笑)でも、ほんとに二種類あるんですね。ではでは、自分はどちらを受験しなくてはならないのか。


ふつーーーーに、大学院に合格して、ビザ取るには、安いIELTSでOKです。しかし!!!実はIELTSのスコアが足りなくても、大学院に入る方法があるんです。
Presessional Courseという英語夏期講座みたいなのを受けて修了すれば入学が許可されます。これがまた高いんですが、あながち無駄とも言えない内容なので、検討に値する存在です。現地に早めに入って慣れられるし、友達も作れるし、アカデミックに特化した英語を学べるし。

 

けど!!!!の英語コース用のビザは大学院用と違って、高いIELTSが必要なのです!!!!!


商売上手か!!!!!


例えば。

 

ケース1.Aさんの場合

 

Aさんは現在のスコアは6.0です。大学のRequirement(合格水準)は6.5。0.5上げなきゃいけませんね。
Cambridge大学によれば、0.5点あげるのに必要な勉強時間は一般的に300時間です。Aさんは学生ですから一日五時間勉強する意気込みです。それでも60日はかかります。
Aさんは早めに勉強をはじめて2ヶ月みっちりやって、めでたく6.0を取得、大学に合格できました。

 

ケース2.Bさんの場合

 

Bさんのスコアは6.0。大学のReqirementは7.0です。
1.0上げなきゃいけないのですが、この人社会人なのでどんなに頑張っても一日三時間です。よって、単純計算でも3.5ヶ月ぐらいかかるはず。しかしBさん、なぜか自分は英語が得意だから大丈夫だと信じています。
時は流れて入学二ヶ月前。既に大学からは「あなたは素晴らしい経験をしてきてるから、あとは英語のスコアさえとれれば合格ですよ」(条件付き合格)をもらっています。ですがスコアはようやっと6.5。
さすがに一ヶ月で0.5上げるのは無理だと気づいて、大学の英語コースに参加することにしました。英語コースに参加して無事終了すれば、入学させてもらえるはず。


しかし!!!Bさんは、ずっと安いIELTSを受けていたのです。このスコアは残念ながら英語コースに行くためのビザには使用できません。いまから高いIELTSを受けるか?否、それをやっている間に、人気のPresessionalは定員になるか、募集を締め切るかするでしょう。てか、もうPresessionalもう始まっちゃってるかも。

この人がどうしたらいいのか、私にはわかりません。考えただけで怖くて震えます。

 

ケース3.Bさんの場合

 

Cさんのスコアは6.0、大学院のRequirementは7.0です。社会人なので条件はBさんと同じです。
この人も同じように安いIELTSを受けていましたが、コース開始の半年前にはたと不安になりました。なんとか6.5まではいけそう、でも7.0は無理な気がする。
そこで、Presessionalコースを探します……ありました!0.5点の開きの場合は、1ヶ月のコース。入学の二ヶ月前から開始です。
もう四ヶ月しかないので、高いIELTSを受験することに。そして5ヶ月前に高いIELTSで6.5を取得しました。このスコアをもってPresessionalにアプライし、合格、このためのビザを取得して、大学開始の二ヶ月前から渡航しました。

 

★★★★★★★★★★★★

 

CさんはAさんよりプレセッショナルと高いIELTSの分のお金を余分に払っていますが、ギリギリまでねばってBさんみたいになるよりいいですよね。だから、「高いIELTS」に切り替えるタイミングを見誤らないようにしなくてはいけません。

 

2. スケジュールの立て方

まずは希望する大学のRequirementを確認します。(同じレベルの大学ならだいたい違い数字のはずだと思います。)そして一度、安いIELTSを受けます。(ほかのテストとのスコア換算表が出回ってますが、試験内容と形式が違いすぎてあてになりません。)


次に、スコアの差から必要勉強時間を計算します。(0.5点につき300時間で計算してください。)そこから何日かかるか計算します。(旅行や出張など勉強できない日は抜いてね。)何月に要求スコアが取れそうですか?半年前には取れますか?取れそうなら、安いIELTSで逃げ切ってください。大事なお金なので節約してください。

 

でも、もし半年前にはまだ要求スコアが出せなさそう、と不安に感じるなら。最悪の場合を想定してプランBを用意しておくのが賢い選択です。まず、半年前の時点で、何点足りなさそうですか?例えば要求スコア7.0に対してなんとか6.0は行けそうなものの、どうしても1.0足りなさそうだとします。

 

今度はPresessional Courseのスケジュールを大学のページで見てください。足りないスコアに応じて何週間のPresessional Courseが必要、と記載があるはず。コース開始日も書いてあるはず。それはいつですか?1.0点だと10週間とかぐらいかなあ。6月には始まっちゃうかな。

 

Presessionalは人気があることが多いので、数ヶ月前には申し込まないと定員になるかもしれません。例年だいたい何ヶ月前に締め切るのか、あたりをつけてみて、念のため大学にも問い合わせて見てください。6月のコースなら、4月末は申し込まないとちょっと怖いなあ。

 

もうPresessionalにいくとあなたが決めたなら、その申し込み期日までに、高いIELTSで、あなたが「ここまでなら取れる」とさだめたスコアを取らなきゃいけないわけです。この場合、4月末までにスコアがいりますから、4月前半に高いIELTSを受けて、しかもスコアを出さなきゃです。余裕を見るならその一か月前。(一回で6.0が取れなかった時のため、もう一度受けられるように)

 

こうやってみるとあんまり時間がないんですよね。でも逆に言えば二月末くらいまでは安いIELTSでなんとかRequirementを目指したっていいんです。それは、こうやって最悪の事態を想定して計画してみたからこそ分かること。

 

0.5点が300時間って、あくまで一般的な数字ですから、勉強の仕方や、問題との相性、体調、試験官との相性でもスコアかわりますからね。(ただ、IELTSは0.5点の幅が広いので、ほかのテストのようにそこまで乱高下はしない印象です。私はばっちり実力が反映されてしまってました…orz)

 

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このようにスケジュールを立てていくと、自力でスコアを取れる人は安い方を二回。自力が無理な人は安いの一回~二回と高いの一回~二回。これでなんとか乗り切れるのではないかと。

 

不安なら出願エージェントの無料カウンセリングでスケジュールを相談して見ましょう。申し込まなくてもIELTSの仕組みくらいは教えてもらえると思います。 

SI-UKは親切だと評判です。

www.ukeducation.jp

beoちょっとレスポンス遅いかな。オフィスが綺麗です。

www.beo.co.jp

 

ではでは。